ありがとう (FUNKY MONKEY BABYSの曲)

「ありがとう」：FUNKY MONKEY BABYSの感涙の卒業ソング

2013年2月27日、FUNKY MONKEY BABYSからリリースされた21枚目のシングル「ありがとう」。
この楽曲は、グループにとって特別な意味を持つ作品となりました。それは、メンバーであるDJケミカルが住職になることを発表し、グループからの脱退を示唆していた時期に発表された、いわば最後のシングルだったからです。当初はグループのラストシングルとして発表されており、多くのファンに惜しまれつつリリースされました。

さんまの出演で話題に

ジャケットには、国民的お笑い芸人である明石家さんまさんが起用されているのも大きな話題となりました。これは、2011年12月に放送された関西テレビ『さんまのまんま』でFUNKY MONKEY BABYSが出演した際に、さんまさんが冗談めかしてジャケットへの出演を希望したことがきっかけでした。その言葉が実現した形となり、楽曲への注目度をさらに高めました。

チャート記録と卒業ソングとしての意義

「ありがとう」は、2013年3月11日付のオリコンシングルチャートで4位を記録しました。初動売上は3万枚強と、過去のヒット曲「ヒーロー/明日へ|ヒーロー_明日へ」以来の大ヒットとなり、「ランウェイ☆ビート」から「サヨナラじゃない」までの累計売上を初動だけで上回るという快挙を達成しました。

この曲は、卒業式の卒業ソングとしても多くの人に愛されています。歌詞の内容や楽曲の持つ力強いメッセージが、卒業を迎える人々の心に深く響いたことがその人気の理由と言えるでしょう。

楽曲の詳細

CDには、6分間に渡るメイン楽曲「ありがとう」と、インストゥルメンタルバージョンが収録されています。作詞・作曲はFUNKY MONKEY BABYS自身とYANAGIMANが行い、編曲はYANAGIMANが担当しました。

「ありがとう」は、卒業という節目を迎える人々への温かいメッセージ、そして、これまで支えてくれた人々への感謝の思いが込められた感動的な楽曲です。

複数のメディアで主題歌に

さらに、「ありがとう」は、毎日放送/GAORA『第85回センバツ』と日本テレビ系『赤丸!スクープ甲子園』の主題歌にも起用されました。この起用は、楽曲の人気の高さ、そして卒業や感謝の気持ちといった普遍的なテーマが、番組のコンセプトと見事に合致した結果でしょう。

発売形態は、DVD付きの初回限定盤とCDのみの通常盤の2形態でリリースされました。

「ありがとう」は、FUNKY MONKEY BABYSの音楽性、そしてメンバーの想いが凝縮された、まさに集大成と言える一曲です。音楽史に残る名曲として、長く愛され続けることでしょう。

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