いい加減にします!

『いい加減にします!』の概要

『いい加減にします!』は、1984年10月から1985年3月まで日本テレビで放送されていたバラエティ番組で、三宅裕司や伊東四朗、西田敏行らが出演しました。この番組は毎週土曜日の22時30分から22時57分の枠で、27分間のショートコントで構成されていました。特に三宅裕司は、関東地域での人気が高まり、さまざまなメディアで若者に親しまれていました。

番組のオープニングは、最初にコントが展開されるスタイルでしたが、その後、伊東四朗に交代してからは通常のオープニングタイトルに変更されました。そして番組の終わりには、出演者が「いい加減にしまーす！」と声を揃えて締めくくる演出があり、最終回では「いい加減にしまーしたっ！」のコールが印象的でした。

毎週の放送の中で、三宅のエンターテイメントとしての才能がさらに広がり、番組終了後も彼の活躍は続きました。『いい加減にします!』の終了直後には、同じく三宅裕司が出演する『三宅裕司じゃん!』、その後さらに『大きなお世話だ』や『ごきげん!月曜7時半』といったバラエティ番組も放送されました。

また、三宅裕司と伊東四朗は、番組のノリを基にした舞台『いい加減にしてみました』を上演することもあり、これが彼らの新たな活動の一環となりました。実際、番組開始前には、サザンオールスターズと共演した短期間のコント番組『サザンの勝手にナイトあっ!う○こついてる』もあり、これが『いい加減にします!』の発端となったとされています。三宅は、サザンの桑田佳祐に対して「恩人」と感謝の意を示すほどでした。

舞台公演について

この番組の人気を受けて、1997年からは舞台『いい加減にしてみました』が上演され、伊東四朗、三宅裕司、劇団SETなどが出演しました。続いて2002年には『いい加減にしてみました2』、2010年には『いい加減にしてみました3』が制作され、各公演はDVDとしても発売されています。特に第3作はWOWOWでも放送され、多くのファンに親しまれました。

出演者とスタッフ

主要な出演者としては、三宅裕司、植木等、伊東四朗、小倉久寛、小柳ルミ子、西田敏行、劇団SET、松本明子などが名を連ね、準レギュラーとしてサザンオールスターズも登場しました。番組のスタッフには、サザンオールスターズの曲がオープニングで使用され、構成や演出には多くのクリエイターが関与していました。

放送後、関東地区では1986年10月から再放送が行われ、視聴者にとって懐かしい番組として再度楽しむ機会が提供されました。また、中京テレビでも週末に再放送されることがありました。これにより、多くの人々に愛され続ける番組となりました。

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