小柳ルミ子

小柳ルミ子について

小柳ルミ子（こやなぎ るみこ、本名：小柳 留美子）は、日本の歌手および女優であり、1952年7月2日に福岡市に生まれました。彼女は、母親の影響を受けて幼少期から音楽や舞踊に親しみ、数々の習い事を通して才能を開花させました。その愛称は「ルミちゃん」や「ルミルミ」として親しまれています。1960年代末には宝塚音楽学校に入学し、1971年に首席で卒業した後は渡辺プロダクションに所属し、音楽および演技の道に進みました。

学生時代とデビュー

筑紫女学園中学校を卒業したルミ子は、宝塚音楽学校へ進学します。同校の卒業後、彼女は「夏川るみ」という名前で宝塚歌劇団に入団しましたが、舞台での経験を経て短期間で退団しました。彼女は歌手になることを強く望んでおり、その心意気で1970年にNHK連続テレビ小説『虹』に出演し、女優デビューを果たします。

ルミ子は、同年にワーナーブラザーズと契約し、デビューシングル「わたしの城下町」をリリース。この曲は160万枚を売り上げ、1971年のオリコン年間シングル売上チャートで1位を獲得し、第13回日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞しました。翌1972年には「瀬戸の花嫁」で第3回日本歌謡大賞を受賞するなど、瞬く間にトップアイドルへと駆け上がりました。特に1970年代には「お祭りの夜」「京のにわか雨」などの大ヒット曲を数多く発表し、三人娘（天地真理、南沙織、小柳ルミ子）とも称される存在となりました。

女優業と独立

ルミ子は歌手活動の傍ら、1982年には『誘拐報道』でキネマ旬報賞助演女優賞を受賞し、さらに1983年には『白蛇抄』で日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞に輝きました。また、ザ・ドリフターズの番組で志村けんとの共演を通じて更なる名声を博しました。

1989年には13歳年下のダンサー大澄賢也と結婚しますが、2000年には離婚。ルミ子は2002年に改名し、以降は「rumico」としても活動をするようになります。個人事務所を設立し、多ジャンルでの活動を展開し、サッカーファンとしても知られるようになりました。

プライベートと近年の活動

2021年にはデビュー50周年を迎えます。近年も様々なテレビ番組に出演し、新たな挑戦を続けています。彼女は熱心なサッカーファンであり、年間2000試合以上を観戦し続けていると自負するほどのサポーターです。さらにジュエリーデザインにも携わり、個別に企画した製品を販売するなど、アーティスト活動の幅を広げています。

小柳ルミ子は、その華やかなキャリアを通じて、日本のエンターテインメント界において不動の地位を築いています。

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