いきなり!クライマックス

いきなり!クライマックス

『いきなり!クライマックス』は、1990年4月19日から同年9月27日までの期間、TBSテレビ系列で放送されていた特異なバラエティ番組です。この番組は、高田純次さんをはじめとする魅力的な出演者たちが織り成す様々なコントや企画によって、視聴者に多くの笑いを届けました。放送は毎週木曜日の22時から22時54分という時間帯でした。

出演者

番組には高田純次さん、高嶋政伸さん、森口博子さん、山瀬まみさん、そして準レギュラーで生稲晃子さんや岡本夏生さんが出演していました。彼らの個性的なキャラクターが番組を支え、放送当時多くの視聴者に愛されました。

番組のコーナー

『いきなり!クライマックス』では、TBSの人気番組『テレビ探偵団』や『ギミア・ぶれいく』から影響を受けた多彩なコーナーが展開されていました。具体的な内容は以下の通りです。

• - いきなり復刻版: 懐かしい番組の復活企画。視聴者に思い出を呼び起こすものでした。
• - いきなり野球拳: こちらは『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』や『コント55号の野球ケン!!』に基づいた企画で、視聴者に高い視聴率をもたらしました。
• - いきなりショートストーリー: 有名な映画やテレビドラマのパロディコーナーで、クリエイティブなアプローチが話題となりました。
• - サバイバル合コンバスツアー: 男女10人がバスに乗り込み、特定の地点で脱落者を決めていく企画で、最終的にはカップルを誕生させるという流れが特徴的でした。後に参加した女性脱落者のための恋人募集企画も展開されるなど、注目を集めました。

製作スタッフ

この番組の制作には、秋元康や遠藤察男、吉野晃章が構成に関わり、荒井昌也、高田卓哉、難波一弘、利根川展がディレクターとして参加しました。また、プロデューサーには塩川和則や石川眞実が名を連ねています。TBSが製作者としてしっかりとした基盤を持ち、番組の質を保証していたと言えるでしょう。

エピソード

番組の中で特に記憶に残るエピソードには、「いきなり野球拳」におけるウガンダ・トラと小栗香織の対決があります。高田純次が突然この企画に参加した際、「対決は来週に」との表示があったものの、後編の放送は実現せず、番組が終了しました。また、「いきなり復刻版」では『危険信号』を取り上げたものの、収録後に盛り上がりに欠けていたためお蔵入りとなったというエピソードもあります。

さらに、「サバイバル合コンバスツアー」は翌年の2月1日に、TBSの別番組『金曜テレビの星』で一度だけ復活し、放送の際には新たな視点から視聴者に楽しんでもらえるよう工夫されました。

このように、『いきなり!クライマックス』は多様な記録とエピソードを持つ、1990年代の日本のバラエティ番組の一つとして記憶されています。

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