いたずらカメラだ!大成功

『いたずらカメラだ!大成功』は、1976年4月11日から1977年4月10日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜20時から20時54分に放送されていたバラエティ番組です。この番組は、ドッキリをテーマにしたもので、様々な趣向を凝らしたドッキリ映像を各コーナーで紹介していました。

番組の大きな特徴は、街中での一般人を対象としたドッキリだけでなく、スタジオ収録時にもドッキリを仕掛けていた点です。司会は、当時人気絶頂だった桂三枝（後の六代目桂文枝）と、森田つぐみが務め、二人の軽快な掛け合いが番組を盛り上げました。番組のキャッチフレーズは「やりました、パ！」であり、テーマソングの一部には「おもろかった、おもろかった、おもろかった～やったやったやったやった大・成・功～」というフレーズが使われていました。

番組は、いくつかのコーナーで構成されており、それぞれのコーナーで異なるタイプのドッキリが展開されました。

びっくりいたずらカメラ

番組最初のコーナーとして、オーソドックスなドッキリが展開されました。街で一般人を対象に、様々な仕掛けを用いて驚かせるという、ドッキリの基本とも言える内容でした。

外人いたずらカメラ

このコーナーでは、フィリップ宮田という外国人タレントが、日本語の分からない外国人を演じ、道行く日本人にドッキリを仕掛けました。実際には日本語を理解しているという設定が、面白さを際立たせていました。

スターとあなたのいたずらカメラ

番組の中盤に登場したこのコーナーでは、芸能人とそのファンの一般視聴者のペアを対象にドッキリを仕掛けました。当初は設定が固定されていませんでしたが、途中から、芸能人と視聴者が「いたずら結婚式」という模擬結婚式を富士急ハイランドなどで挙げる設定に。この模擬結婚式は、当時同系列局で放送されていた『三枝の結婚ゲーム』を彷彿とさせるもので、結婚式場がドッキリの舞台となりました。

スタジオいたずらカメラ

番組の最後を飾るこのコーナーでは、これからスタジオに入場するゲストにドッキリを仕掛けました。観客には、事前に桂三枝がドッキリの内容を説明し、観客も仕掛け人として参加するという、視聴者参加型の要素も含まれていました。このように、『いたずらカメラだ!大成功』は、様々なタイプのドッキリを、バラエティ豊かに展開することで、視聴者を楽しませた番組でした。

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