三枝の結婚ゲーム

『メナード 三枝の結婚ゲーム』は、1976年4月3日から1977年9月25日まで、テレビ朝日系列で放送された朝日放送制作のクイズ番組です。当初は『メナードスターマッチ 三枝の大マジメ!?結婚ゲーム』というタイトルで、メナード化粧品の一社提供でした。

番組の初期は、男性芸能人と女性芸能人が4組のカップルを組み、クイズや相性診断、マルチビジョンを使ったゲームで得点を競い合いました。トップ賞を獲得したペアには、即席の結婚式を挙げる権利が与えられ、さらに絵めくりゲームで海外旅行を賭けるという豪華な内容でした。放送開始から半年後には、芸能人とのペアを組む相手を一般視聴者に変更し、海外旅行先もハワイに固定されました。また、日曜19時枠へ移動した1977年4月10日からは、タイトルから「大マジメ!?」が外され、最後の絵めくりゲームも「じゃんけん」に変更されましたが、結果的に1年半で番組は終了しました。

収録は原則としてABCホールで行われましたが、数回は地方での公開収録も実施されました。

芸能人ペア時代の前半戦ルール

ペア選び

解答席の上段に女性芸能人4名が座り、続いて男性芸能人4名が登場します。女性芸能人は、席にある「A」「B」「C」「D」のボタンの中から1つを押し、マルチビジョンに映し出された男性芸能人とペアを組みます。これを順番に繰り返し、4組のペアが決定します。

相性診断

ペアの片方に自分に関する三択問題が出題され、全員が同時にボタンで回答します。その後、もう片方のペアは相手の回答を推理してボタンを押します。二人の回答が一致すれば、点数が加算されます。問題は全部で5問あり、1問目は1点、2問目は2点、と順に点数が高くなります。合計得点は、解答席を囲むランプで表示され、最も得点の高いペアが模擬結婚式を挙げられます。

芸能人&視聴者ペア時代の前半戦ルール

全チームに持ち点3点が与えられ、次の3つのゲームに挑戦します。1点につき5000円の賞金が用意されていました。

絵めくりゲーム

マルチビジョンの16枚のパネルを1枚ずつめくり、裏に隠されたイラストや写真を早押しで当てます。正解すると2点獲得、誤答は1点減点です。問題は3問あり、1問目は芸能人、2問目は視聴者、3問目は司会の三枝がめくります。

クイズコーナー

出題されるクイズに早押しで答えます。正解すると、8枚のパネルの中から1枚を選んでめくり、表示された点数を獲得します。4枚めくったら終了です。

坊主めくり

15枚のパネルを順番にめくっていきます。殿様が出ると1点獲得、姫が出るとその時点でボード上に残っている殿様の数に1点を加えた点数がもらえます。坊主が出ると全得点が没収されます。パスをすることもできます。全てのパネルをめくり終えたら、残りの1枚のパネルをどのチームが開けるかを決めます。

最終的に一番点数の高いチームが模擬結婚式を挙げることができます。衣装は和装か洋装のどちらかを視聴者が選択します。

結婚式&チャレンジゲーム

結婚式では、神主に扮した三枝のもとで、入場、祝詞、三々九度が行われます。その後、ハワイ旅行を賭けたチャレンジゲームに挑戦します。

当初の形式

16枚のパネルの中に、8枚の「ハワイ」パネルがあります。ペアは2枚を指定し、それが「ハワイ」であればハワイ旅行を獲得できます。指定する前に、残りの6枚の「ハワイ」パネルを確認し、1枚だけ変更することも可能です。

日曜時代の途中からの形式

マルチビジョンに4人の大王のイラストが表示されます。ペアは1人の大王を選び、さらに「グー棒」「チョキ棒」「パー棒」の中から1つを選び、自分の出し目にします。選んだ大王とじゃんけんをし、ペアが勝てばハワイ旅行を獲得できます。あいこの場合は、別の大王を選んで再び勝負します。

トップ賞のカップルには、メナードダイヤモンドの指輪と化粧品の詰め合わせが贈られ、他の出場者にも参加賞として化粧品セットが贈られました。

スタッフ

構成：堤章三、足立克己、中田昌秀
音楽：南安雄
アシスタント：中沢玲子
イラスト：成瀬国晴
プロデューサー：三上泰生
ディレクター：森茂、岡村道範
協力：エールフランス
制作著作：朝日放送

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