いちばん!エクスプレス

いちばん!エクスプレス

『いちばん!エクスプレス』は、TBS系列で1999年3月29日から2002年3月29日まで放送された、平日の朝に放送される報道番組です。放送時間は午前4時55分から6時までで、前番組『エクスプレス』の放送枠を引き継ぐ形でスタートしました。この番組は、放送開始当初から全国視聴者を意識した内容にシフトし、特に関東ローカル仕様だった前番組とは異なり、広く全国に向けた情報発信を行うことを重視していました。

番組は、地方放送局への飛び乗りポイントを設けることで、5時30分以降は新潟放送や中部日本放送、毎日放送などにも配信されました。この意図は、放送エリアを拡大し、より多くの視聴者に向けた情報を提供するためのものでした。具体的には、5時30分に地方局向けのコンテンツが流れることで、視聴者には各地域のニュースや天候に関する情報を提供していました。

出演者にはさまざまな専門家やコメンテーターが参加しており、その構成は多角的な視点からの情報提供を可能にしました。主な出演者には、キャスターの清原久美子、気象予報士の河合薫、そして数名のコメンテーターとして稲増龍夫、湯浅卓、藁谷友紀、秋尾沙戸子、田畑光永、草薙厚子が名を連ねていました。興味深いことに、草薙厚子は金曜日のみのコーナー担当として番組に参加していました。

放送終了後、番組の枠は『おはよう!グッデイ』に引き継がれ、これにより『いちばん!エクスプレス』は終了を迎えました。他のネット局としては、静岡放送（SBS）やRKB毎日放送（RKB）が挙げられ、多くの地域でこの番組が親しまれました。特に、新潟放送（BSN）では2001年10月1日からの放送が始まり、すでにシステムに組み込まれていたJNNニュースバードとの同時ネットからの移行を見せました。

このように『いちばん!エクスプレス』は、地域に密着した情報提供を目指し、視聴者にとって身近な存在の報道番組を実現しました。放送中は視聴者からの反響も多く、毎日の生活に欠かせない情報源としての役割を果たしていたことが伺えます。今振り返ると、タレントや専門家の多彩な意見が集まる場として、多くの視聴者に愛されました。

もう一度検索