いつまでも響くこのmelody/マジカルスピーカー

mihimaru GTの11作目シングル「いつまでも響くこのmelody/マジカルスピーカー」：2000年代J-POPシーンを彩る名曲

2000年代中盤の日本の音楽シーンにおいて、独特のサウンドと魅力的な歌声で人気を博した音楽ユニット、mihimaru GT。彼らの11枚目のシングル「いつまでも響くこのmelody/マジカルスピーカー」は、2007年7月4日にリリースされ、同ユニットの代表作の一つとして高い評価を得ています。

このシングルは、前作から1ヶ月という短いスパンでのリリースであり、アルバム『mihimagic』からの先行シングルとして位置づけられています。また、「恋する気持ち/YES|恋する気持ち_YES」以来4作ぶりとなる両A面シングルという点も注目に値します。

表題曲である「いつまでも響くこのmelody」は、テレビ東京系列で放送されたドラマ『怨み屋本舗』のオープニングテーマに起用されました。mihimaru GTがドラマタイアップを手掛けるのは「恋する気持ち」以来4作ぶりとなります。一方、「マジカルスピーカー」は、mihimaru GTが出演したダリヤ『パルティ』夏編のCMソングに起用され、同ブランドのCMソングとしては「気分上々↑↑」以来2作ぶり、通算3度目のタイアップとなります。

シングルは初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤の3形態で発売されました。初回限定盤Aには「いつまでも響くこのmelody」のミュージックビデオを収録したDVDが、初回限定盤Bには「マジカルスピーカー」のミュージックビデオとダリヤ『パルティ』夏編のCM映像を収録したDVDがそれぞれ同梱されています。通常盤にはカップリング曲「幸せなトキ」が収録されています。

オリコンチャートでは初登場3位を獲得し、シングル・アルバム通じて初のトップ3入りを果たす快挙を成し遂げました。さらに、「気分上々↑↑」以来2作ぶりに日本レコード協会からゴールド認定を受け、その人気と商業的な成功を証明しました。

楽曲について詳細に見ていきましょう。「いつまでも響くこのmelody」は、グレン・ミラーの「イン・ザ・ムード」のフレーズをサンプリングした楽曲で、hirokoによると2年前にメロディーは完成していたものの、シングル発売にあたり「ありがとう」をテーマに歌詞が書き直されたそうです。一方「マジカルスピーカー」は、サルサの要素を取り入れた楽曲で、miyakeの自宅にあったスピーカーからタイトルが付けられました。男女の欲望が入り乱れる様子を描いた歌詞も話題を呼びました。

通常盤にのみ収録されているカップリング曲「幸せなトキ」は、mihimaru GTの楽曲の中でも特に聴き心地の良い、穏やかな雰囲気を持つ楽曲です。

これらの楽曲に加え、各曲のインストゥルメンタルバージョンも収録されており、様々な聴き方が楽しめるようになっています。

参加ミュージシャンは、mihimaru GTのhirokoとmitsuyuki miyakeを中心に、数多くの実力派ミュージシャンが参加。彼らの演奏が、楽曲に深みと広がりを与えています。

「いつまでも響くこのmelody/マジカルスピーカー」は、ドラマやCMとのタイアップ、そしてオリコンチャートでの高い順位、ゴールド認定など、様々な要素が相まって、mihimaru GTの代表作として、2000年代のJ-POPシーンに大きな足跡を残したシングルと言えるでしょう。数々のアルバムにも収録され、現在もなお多くの人々に愛され続けています。

もう一度検索