いではく

いで はく（井出 博正）のプロフィールと経歴

いで はく（本名：井出 博正）は、1941年11月22日生まれの日本の作詞家であり、幅広い活動を通じて音楽界に貢献してきました。彼は長野県南佐久郡南牧村海尻で生まれ育ち、長野県野沢北高等学校を卒業後、1965年に早稲田大学商学部を修了しました。

初期のキャリア

大学卒業後、いでは全国モーターボート競走会連合会の教官として活動を開始しました。競艇場を回り、選手のスタート試験や登録試験を担当し、約24の競艇場での経験を積みました。しかし、この職業を経て、彼は起業に挑戦します。友人と共に幼児向けの英語教材をカセットテープ形式で販売し、大手の出版社と提携しましたが、この試みは提携先が経営不振に陥った影響で、わずか2年で撤退せざるを得ませんでした。

作詞家としての活動

困難な時期を経た後、いでは遠藤実の秘書として働き、1971年に作詞家としての道を歩み始めました。1973年には「親子流し唄」で音楽シーンに登場、その後も多くのヒット曲を生み出しました。彼の作詞家としての活動は、日本音楽[[著作権協会]]（JASRAC）での役職も含め、ますます広がりを見せました。

いでは2016年から2018年までJASRACの会長を務め、また日本音楽作家団体協議会の理事長や松尾芸能振興財団の理事としても活躍しています。彼は音楽業界の著作権問題に積極的に関わり、2009年には著作権制度についての議論に参加し、その発言が大きな反響を呼びました。

受賞歴

いではその作詞活動において、数々の栄誉を受けています。日本レコード大賞ロングセラー賞や同作詩賞、文化庁長官表彰、外務大臣表彰など、彼の業績は高く評価されています。特に、彼が手掛けた「比叡の風」は第51回日本レコード大賞作詩賞を受賞し、その名を不動のものにしました。

代表的な楽曲

いでが作詞した楽曲は非常に多岐にわたり、ジャンルを問わず多くのアーティストに楽曲提供しています。代表的な作品には、以下のようなものがあります：

• - 小沢亜貴子「日本全国かずま君」
• - 春日八郎「ふたりの坂道」
• - 川中美幸「ふたりの春」
• - 北島三郎「比叡の風」
• - 千昌夫「北国の春」
• - 藤本美貴「置き手紙」（堀内孝雄との共作）

これらの楽曲は多くの人々に親しまれ、今なお愛され続けています。彼の詞は、情感豊かで聞く者の心に響くものです。

まとめ

いで はくは、日本の音楽界において重要な役割を果たしてきた作詞家です。大学で学んだ知識を活かし、数々のヒット曲を生み出すことで、日本の音楽文化に貢献しています。彼のキャリアは多岐にわたり、今後も彼の作品や活動が多くの人々に影響を与えることでしょう。

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