いなべ市福祉バス

いなべ市福祉バスについて

いなべ市福祉バスは、三重県いなべ市で市民の移動を促進するために導入された無料のコミュニティバスです。このバスは、地域に密着し、様々なニーズに応じた運行を行っています。いなべ市の社会福祉協議会が運営しており、市内を縦横無尽に走ることで、住民の生活を支える大切な役割を果たしています。

概要

いなべ市福祉バスは全部で13の路線があり、その中には市役所線も含まれています。基本的には15人乗りのワゴン車が使用されており、いなべ市がかつてアイバスで導入した日野・ポンチョという専用車両も運行しています。

運賃と運行日

このバスの運賃は全ての路線で無料です。運行日は月曜日から金曜日までで、年末年始の期間（12月29日から1月3日）は運休となります。以前は、土曜日もいくつかの路線が運行されていましたが、2019年から全ての路線が平日のみの運行となりました。

歴史

いなべ市福祉バスは2006年に、当初は「アイバス」という名称でコミュニティバスの運行を開始しました。最初の路線は員弁西線と員弁東線で、これに続いてさまざまな路線が次々と運行を開始しました。2010年には、運行が社会福祉協議会に移管され、すべての路線が無料化されました。2019年には運行日が変更され、市役所線が新しい庁舎に併せて運行開始されました。

現行路線

現在のいなべ市福祉バスには、以下の路線があります：

• - 員弁地域

- 市之原線: 市之原平からいなべ総合病院までの移動に便利です。
- 平古線: 周辺地域へのアクセスを提供します。

• - 北勢地域

- 十社線: 阿下喜駅を経由する路線。
- 治田線: 阿下喜駅に直通する便があり、利便性があります。

• - 藤原地域

- 中里線: 地域の重要なスポットへアクセスします。
- 立田線: 多様な停留所がある便利な路線です。
- 坂本線: いなべ総合病院を通る便が多数あります。

• - 大安地域

- 石榑線: 多くの集会所や公民館を訪れるルートです。
- 三里丹生川線: 商業施設や文化的な場所を結びます。
- 梅戸井線: 様々な停留所を網羅した便利な路線です。

廃止された路線

過去には、いくつかの路線（例：員弁西線や員弁東線）も運行されていましたが、現在は廃止されています。これにより、もっと効率的に地域のニーズに応えるための運行コースが整備されています。

利用の推進

いなべ市福祉バスは、移動手段が限られた高齢者や障害者の方々の生活支援を目的とし、地域コミュニティの結束を高めることを目指しています。市民はこのバスを利用することで、買い物や病院通い、地域の行事へも参加しやすくなります。

いなべ市福祉バスは、地域住民にとっての重要な公共交通機関として、今後も多くの市民に利用され続けることでしょう。

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