いまどき!ごはん

いまどき!ごはん：日本の食卓を彩った料理バラエティ番組

『いまどき!ごはん』（略称：いまごはん）は、2004年4月4日から2007年3月25日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜18:00～18:30に放送された料理情報バラエティ番組です。キャッチコピーは「ごはんが美味しくなる食卓バラエティー・いまどき!ごはん」。全国各地のごはん文化を深く掘り下げ、視聴者に日本の食卓の魅力を伝えることを目的としていました。

温かい家族のようなスタジオと全国のごはん事情

前番組『料理バンザイ!』『隠れ家ごはん!〜メニューのない料理店〜』とは異なり、『いまどき!ごはん』ではスタジオでのトークが中心でした。小倉智昭と柴田理恵が、まるで家族のような温かい雰囲気で進行役を務め、視聴者にとって親しみやすい番組構成となっていました。小倉智昭は柴田理恵を「お母さん」、柴田理恵は小倉智昭を「お父さん」と呼び合うなど、二人の掛け合いも見どころの一つでした。エンディングは新妻さと子が担当しました。

番組内では、全国各地のごはん文化を紹介するVTRと、スタジオでのトークが交互に展開されました。VTRでは、地域独特のごはん料理や食文化を丁寧に紹介。スタジオでは、小倉智昭と柴田理恵、そしてゲストが、VTRで紹介された各地のご飯と「ごはんがすすむ逸品」となるおかずを味わいながら、料理や地域について語り合いました。ゲストはそれぞれの「My茶碗」を使用し、よりパーソナルな食体験を共有する演出も取り入れられていました。

スポンサー変更と番組リニューアル

当初は農林水産省、米穀機構、JA全農がスポンサーでしたが、2006年10月1日からは味の素が筆頭スポンサーとなり、番組内容はリニューアルされました。農林水産省は提供クレジットから外れましたが、番組ホームページは継続して更新されていました。スポンサー変更に伴い、インフォマーシャルの内容も変更。当初は『吉田恵のごはんで健康』『高樹千佳子のごはんナビ』『ごはんde幸せ』といったコーナーが放送され、米飯食のメリットやJAの米飯事業に関する情報などが分かりやすく紹介されていました。

多彩なコーナーとエンディングテーマ

主なコーナーとして、「一億人の食卓」では全国のごはん食事情を紹介し、「ごはん百景」ではご当地のごはん料理を取り上げていました。また、番組内インフォマーシャルでは、健康や食に関する情報を提供していました。エンディングテーマは、番組開始当初は玉置浩二の「しあわせのランプ」でしたが、その後、上條ひとみ、スターダスト・レビュー、ソング・フォー・メモリーズと変更されていきました。

番組終了とその後

『いまどき!ごはん』は2007年3月25日に放送を終了。後番組は『笑顔がごちそう ウチゴハン』となり、江角マキコと山口智充（DonDokoDon）が司会を務めました。番組ホームページでは、娘役と息子役のオーディションも行われており、2名の娘役が選ばれていました。

スタッフと制作

番組制作はイーストが担当し、テレビ朝日のほか、多くのスタッフ、技術協力会社が関わっていました。番組の監修には成瀬宇平氏、菊地富美子氏が携わり、構成、技術、美術、音楽など、多岐にわたる分野のプロフェッショナルが番組制作に貢献しました。

『いまどき!ごはん』は、単なる料理番組ではなく、日本の食文化を伝えることを通じて、視聴者と温かいコミュニケーションを築いた番組でした。その親しみやすい雰囲気と、全国各地のごはん料理の魅力を伝える内容が、多くの視聴者の心を掴んだと言えるでしょう。

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