うたわれるもの 偽りの仮面

ゲーム概要

『うたわれるもの 偽りの仮面』は、アクアプラスが2015年9月に発売したアドベンチャーゲームである。これは、2002年に始まった『うたわれるもの』シリーズの正式続編で、PlayStation 3、PlayStation 4、PlayStation Vitaの3プラットフォームに対応しており、2020年にはWindows 10版が出た。

本作は、物語の舞台が前作に続いているものの、主要キャラクターが一新されているため、プレイヤーが前作を知らなくても楽しめるよう配慮されている。ストーリーは、記憶喪失の青年ハクが、旅する少女クオンと共に冒険を繰り広げる内容で、過去の記憶を探る旅が描かれている。

開発背景

本作の開発は2002年の初作以降、13年ぶりの続編となる。2011年には公式に続編が発表され、劇中では前作『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』のストーリーが第一部に位置し、本作は第二部としての位置付けされている。

2015年11月には次回作『うたわれるもの 二人の白皇』の発売が決定し、2015年から2016年にかけてテレビアニメも放送された。また、漫画版も連載され、作品の広がりが見られた。

ストーリーの流れ

ハクは、クオンに助けられ目を覚ました後、記憶を失った状態で旅を始める。彼の前には昆虫のような怪物が現れ、クオンの助けを得て無事に逃げる。その後、クオンとの旅を通じ、彼自身の特性や能力が明らかになっていく。彼は常に頭を回転させ、状況を分析する能力を持っており、旅の途中で出会う仲間たちと共に様々な困難に立ち向かう。

ストーリーは主にハクが彼の過去を知ろうと奮闘する様子と、仲間たちとの絆が描かれており、時には失われた記憶を取り戻すテクニックや、仲間の成長、さらには戦いの中で築かれる友情がクローズアップされる。対立する勢力との戦いや、ヤマト帝国の裏事情も絡んでくる。

ゲームシステム

ゲームは、アドベンチャーシューターパートとシミュレーションRPGの要素からなり、物語はキャラクター間の会話を介して進行する。プレイヤーはキャラクターの移動先を選び、選んだ地点でイベントが発生する。しかし、選択肢がストーリーの進行に影響を与えるわけではなく、一本道のストーリーが展開される。

シミュレーションRPG要素では、バトルにおける難易度の調整や、キャラクター特有のスキルシステムの導入などが行われている。戦闘中には特定の技を使いこなすことが攻略の鍵となる。

反響と今後の展開

本作は発売後、好調な売上を記録し、アニメ化や漫画化、さらには他作品とのコラボレーションなど、様々なメディア展開が行われている。続編とも言える『二人の白皇』の制作も発表されているため、今後のシリーズ展開が期待される。

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