うに弁当 (リアス亭)

うに弁当

「うに弁当」は、三陸鉄道の久慈駅などで販売されている駅弁で、ウニをメインとした贅沢な一品です。製造・販売を手掛けるのは、もともと普代村で旅館を営んでいた清雅荘。現在は旅館業を廃業し、駅弁の製造と販売に専念しています。

歴史

清雅荘は、盛岡の仕出し屋から転業し旅館を開業しました。その後、旅館は廃業し、駅弁「うに弁当」の製造、売店営業、観光列車での車内販売に注力するようになりました。「うに弁当」の製造部門は「清雅荘弁当部」、売店は「リアス亭」という屋号で運営されています。

「うに弁当」が登場したのは1986年頃。当時は、清雅荘の女将が三陸鉄道北リアス線の一部の列車に乗り込み、車内販売を行っていました。2000年前後には「NHKニュースおはよう東北」で紹介されたことや、駅弁ブーム、お座敷列車「さんりくしおかぜ」での車内販売などが相まって、その知名度を高めていきました。

内容

「うに弁当」の特徴は、何と言ってもウニをふんだんに使用している点です。三陸海岸で獲れた新鮮なウニを使用し、ご飯はウニの炊き込みご飯。その上に、蒸しウニをたっぷりと敷き詰めた、まさにウニ尽くしの贅沢な駅弁です。付け合わせには、大根の漬物とレモンスライスが添えられています。ウニの濃厚な風味と、炊き込みご飯の優しい味わいが絶妙にマッチし、一口食べれば海の恵みを存分に感じられるでしょう。

販売

「うに弁当」は、4月から10月までの期間限定で販売されています。11月から3月までの冬季は、事前予約がないと製造されません。また、1日20個限定という希少さから、「幻の駅弁」とも呼ばれています。入手困難な駅弁ではありますが、その美味しさは多くの人々を魅了し続けています。

販売場所は以下の通りです。

三陸鉄道久慈駅構内「三陸リアス亭」
「さんりくしおかぜ号」車内販売
* 三陸鉄道宮古駅売店「RIAS BOX」



三陸鉄道の旅のお供に、ぜひ「うに弁当」を味わってみてはいかがでしょうか。

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