おしゃれ工房

おしゃれ工房について

『おしゃれ工房』（おしゃれこうぼう）は、1993年4月から2010年3月まで、なんと17年間もの長きにわたってNHK教育（現在のEテレ）で放送されていた女性向けの講座番組です。この番組は、旧番組『婦人百科』の後継で、初回放送当時は「新・婦人百科」というサブタイトルが付けられて、その伝統を引き継いでスタートしました。

番組の内容と形式

『おしゃれ工房』では、手芸、工芸、ファッション、化粧など、多彩なテーマを専門家が解説し、実技を交えながら基本から丁寧に教えていました。番組は基本的に2日間を1つのシリーズとして構成されていましたが、時には月に1回のペースで4日間の特別シリーズも放送されました。また、東京に加えて大阪局でも月に4本程度の放送が行われ、地域に根ざした内容を展開しました。

1995年からはステレオ放送が導入され、2002年からは字幕放送も始まりました。これにより、より多くの視聴者がアクセスしやすくなり、番組の魅力が広がりました。

番組の変更と終了

『おしゃれ工房』の放送は2009年度に見直しが行われ、月曜日から水曜日までの週3回放送に縮小され、木曜日は外国の類似番組である『スタイルアップ』が放送されることになりました。また、東京からの司会には初めて男性アナウンサーが登場し、新しい試みも取り入れられました。

しかし、2010年にNHKが放送の見直しを決定した際、『おしゃれ工房』は終了が告げられ、番組内容はテーマごとに分けられることとなりました。その後『スタイルアップ』は放送が再開されたものの、2011年には放送が終了しました。2010年度は新たに『グラン・ジュテ』や『きれいの魔法』、『すてきにハンドメイド』といった番組が新たに企画され、様々な内容が視聴者に提供されましたが、『すてきにハンドメイド』は現在も放送が続いています。

出演者

番組には、毎月大阪発のシリーズがあり、主に男性アナウンサーである高市が司会として出演しました。さらにレギュラー以外にも、不定期で著名な女優やタレントがゲストとして登場し、番組を盛り上げていました。定番のシリーズとしては「キルトのある暮らし」や「藤原美智子のメイクシリーズ」、さらには「キレイをみがく」などがありました。特に「ようこそ我が家へ」は、著名人の住居を訪れる企画で多くの関心を集めました。

番組の影響

『おしゃれ工房』は放送終了後も多くの女性たちに影響を与え続け、手芸やファッションに関するノウハウや情報を提供したことが評価されています。そのスタイルは他の番組にも影響を与え、多くの視聴者から支持を受けました。今日でも、当番組での学びが多くの女性たちの生活を豊かにする手助けになっていることでしょう。

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