おすぎのシネバラ!

おすぎのシネバラ!

映画専門チャンネルであるチャンネルNECOが製作・放送していた、映画に特化したバラエティ番組が『おすぎのシネバラ!』です。番組のパーソナリティは、鋭い視点と歯に衣着せぬ物言いで人気の映画評論家、おすぎが務めました。彼は、独自の切り口で映画の話題を提供し、視聴者を映画の世界へと誘いました。

番組の主な内容は、各界から招かれる様々なゲストとの対談と、最新の映画情報の提供でした。映画監督、俳優といった作り手から、他の分野の著名人まで、多岐にわたるゲストが登場。おすぎとの軽妙ながらも時に真剣なトークを通じて、映画への情熱や制作秘話、そして個人的な視点が語られました。これにより、単なる情報紹介に留まらない、深い洞察やエンターテインメント性が生まれました。また、公開前の新作映画や話題作に関する情報コーナーも充実しており、これから映画を観る予定の視聴者にとって、貴重な参考情報となっていました。

『おすぎのシネバラ!』は、2004年4月に放送を開始しました。チャンネルNECOの看板番組として約7年間にわたり放送が続けられ、多くの映画ファンに親しまれました。本放送は毎週土曜日の昼12時から行われ、複数回の再放送も実施されていました。この長い放送期間中、番組はおすぎと共に進行を務めるアシスタントが重要な役割を果たしました。

番組の歴史において、アシスタントは複数回交代しています。

初代アシスタントは、タレントの大森玲子です。
二代目は、コメディアンコンビのイザベルとベネが担当しました。
三代目は、タレントの杉浦美帆が務めました。
そして、2010年5月からは、コメディアンの髭男爵が四代目、最後のパートナーとなりました。彼らは番組最終回までおすぎを支えました。

『おすぎのシネバラ!』は、2011年4月9日に放送された第169回をもって、その歴史に一旦区切りをつけました。しかし、番組のコンセプトはそのままに、後継番組へと引き継がれることになります。

その名も『おすピーのシネバラ!』として、新たな番組がスタートしました。こちらでは、メインパーソナリティのおすぎと最終アシスタントだった髭男爵が続投。さらに、おすぎの双子の兄であり、同じく評論家として活躍するピーコが加わり、3人体制となりました。

『おすピーのシネバラ!』は、2011年4月23日（22日深夜）に放送が始まりましたが、『おすぎのシネバラ!』ほどの長期間には至らず、2012年3月24日（23日深夜）の第23回をもって終了しました。この終了をもって、『おすぎのシネバラ!』から続く一連のシリーズは幕を閉じることとなりました。

『おすぎのシネバラ!』シリーズは、パーソナリティおすぎの個性と、アシスタントやゲストとの化学反応が魅力の番組でした。映画への深い愛情と、それを面白く伝える手腕により、多くの視聴者を楽しませ、チャンネルNECOの放送史における特筆すべき番組の一つとして記憶されています。

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