おニャン子クラブの2枚目の
シングル「およしになってねTEACHER」は、
1985年10月21日にキャニオン・レコード(現
ポニーキャニオン)から発売されました。前作「セーラー服を脱がさないで」に続き、
新田恵利、
中島美春、
福永恵規、
内海和子の4人がメインボーカルを務めています。
この楽曲の作詞は
秋元康、作曲と編曲は
佐藤準が担当しました。特徴的なのは、その歌詞にあります。
秋元康自身によると、歌詞は「清純なんです」という表面的な表現ではなく、「清純路線なんです」という女子高生側の本音を織り交ぜた、ある種の皮肉めいた表現になっている点がポイントだと語っています。これは、アイドルグループとしての清純なイメージを保ちつつ、等身大の少女の心情や複雑さを表現しようとした試みと言えるでしょう。
「およしになってねTEACHER」は、当時の
おニャン子クラブの勢いを象徴する楽曲の一つであり、アイドルソングとしてだけでなく、その歌詞に込められたメッセージ性からも高く評価されています。
カップリング曲には「テディベアの頃 -少女の香り-」が収録されています。この楽曲もまた、少女の繊細な心情を表現した内容となっており、
シングル全体の雰囲気をより豊かにしています。
「およしになってねTEACHER」は、発売後多くのリスナーに支持され、
おニャン子クラブの代表曲の一つとして、現在でも高い人気を誇っています。また、数多くのコンピレーションアルバムにも収録されており、その人気と影響力の大きさを示しています。以下に、この楽曲が収録されている主なアルバムを列挙します。
収録アルバム:
夢カタログ
PANIC THE WORLD
スーパーベスト
家宝
おニャン子クラブ ベスト
おニャン子クラブA面コレクション Vol.1
MYこれ!クション おニャン子クラブBEST
Myこれ!クション
新田恵利BEST2
「
おニャン子クラブ」SINGLESコンプリート
Myこれ!チョイス 14 「夢カタログ」+
シングルコレクション
*
おニャン子クラブ大全集 for HiQualityCD 上・下巻 限定CD-BOX
これらのアルバムからもわかるように、「およしになってねTEACHER」は、
おニャン子クラブの楽曲の中でも特に重要な位置を占める一曲であり、日本のアイドル史においても重要な作品と言えるでしょう。その歌詞、メロディー、そして歌声は、時代を超えて多くの人の心に響き続けています。楽曲の持つ普遍的な魅力と、80年代アイドルシーンの輝かしさを垣間見ることができる、まさに時代を代表する一曲と言えるのではないでしょうか。