お宝映像クイズ 見ればナットク!

お宝映像クイズ 見ればナットク!

『お宝映像クイズ 見ればナットク!』（おたからえいぞうくいず みればなっとく）は、2003年4月から2004年3月にかけて、NHK総合テレビジョンで放送されたクイズバラエティ番組です。毎週日曜日の19時20分から20時までの放送時間に視聴者を楽しませました。

番組の成り立ち

この番組は、試験放送として2002年12月に『Q（クイズ）TVタイムカプセル』の名で放送が開始されました。初回の司会は、三宅裕司と小野文恵が担当し、ラサール石井と関根勤がキャプテンとして番組を盛り上げました。その後、レギュラー放送に移行する際、関根の代わりに小堺一機がキャプテンとして参加しました。

競技の構成

番組の形式は、タレント解答者が4人含まれるチーム制で、初期の頃はラサールチームと小堺チームが対戦していました。しかし、2003年7月から男女チーム対抗戦に変更され、ラサールと小堺はより頻繁に交代での出演となりました。この変更は、当時のNHK会長・海老沢勝二の指示によるものです。

解答者には10、20、30、40点の得点が与えられ、正答者は自分の得点を得る仕組みでした。また、最終問題では4択問題が出題され、正解者は得点が倍になるチャンスもありました。得点配分においては、前期と後期で異なるルールが存在しました。前期ではキャプテンが問題に基づいて得点を配分する一方で、後期ではスロットマシーンのように乱数が生成されて得点が決定されました。

特徴的な内容

この番組は、NHKが保有する豊富な映像ライブラリーに基づいた出題が特徴で、季節や特定のイベントに関連した映像が多く取り上げられました。そのため、視聴者は単なるクイズに参加するだけでなく、映像を通じて懐かしい思い出や新たな発見がありました。

司会者とナレーション

番組の司会には、NHKアナウンサーの石澤典夫と久保純子が選ばれました。久保純子はこの番組を最後にNHKを退職し、その後フリーとして活躍しました。ナレーションは緒方文興が担当し、番組に彩りを添えました。

備考

なお、この番組の最終回は、特別な理由から東北地方のみ23時10分に放送されました。この変更は、その時期に放送予定だった連続テレビ小説『天花』に関連した制作レポートのためでした。番組全体としても、NHK各地のアーカイブに残る貴重なコンテンツとして、後世に伝えられています。

まとめ

『お宝映像クイズ 見ればナットク!』は、映像とクイズが融合した楽しい番組として、多くの視聴者に愛されました。さまざまな年代をテーマにした問題が出題されることで、視聴者の記憶や思い出を呼び起こす作品でした。この形式の番組は、今後も新たな形で続いていくことが期待されています。

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