お笑いLIVE10!

お笑いLIVE10!：TBS系で放送された視聴者参加型お笑い番組

2005年10月26日から2006年2月8日にかけて、毎週水曜日のゴールデンタイムにTBS系列で放送されたバラエティ番組『お笑いLIVE10!』。この番組は、毎回異なるゲストを招き、そのゲストが選んだ10組のお笑い芸人がネタを披露するという、視聴者参加型のユニークなスタイルが特徴でした。

番組内容：ゲストの好みで決まるお笑いベストテン

『ザ・ベストテン』を彷彿とさせる演出を取り入れ、ゲストが選んだお笑い芸人10組がランキング形式でネタを披露しました。芸人1組ずつ、名前や画像、ゲストが選んだ理由が紹介された後、スタジオに設置された2つのステージのいずれかでネタが披露されました。時には、都合により出演できない芸人は中継で出演したり、出演が叶わない場合もありました。

番組後期には、演出に変化が生まれました。当初は芸人が単独でネタを披露する形式でしたが、後半では、出演芸人が司会者である今田耕司とゲストを囲んで中央ステージに集まり、選ばれた際に両横のステージでネタを披露するスタイルへと変更されました。また、1位に選ばれた芸人に対しては、1月18日放送分からゲストへの感謝の言葉を述べるという演出が加えられました。最終回のみ、今田耕司が1位に選ばれた芸人へ感謝の言葉を述べました。

印象的な出来事：様々なハプニングと貴重な瞬間

初回ゲストは上戸彩で、レイザーラモンHGが中継で出演した際には、今田耕司が「新番組のスタートから中継とは！」と驚きを隠せない様子でコメントするなど、番組開始当初からハプニングが続出しました。第2回では、バナナマンがラジオの生放送中にもかかわらず、スタッフが収録スタジオに出向いてネタを披露するという、異例の事態もありました。

番組内にはトークコーナーも設けられていましたが、放送時間の都合により、予定されていたコーナーがカットされたり、特技披露コーナーは一度しか放送されなかったりと、生放送ならではの出来事が数多くありました。最終回では、今田耕司が「来週からは『リンカーン』でお笑いを楽しみましょう」と締めくくり、番組は幕を閉じました。

番組の意義：ゴールデンタイムにおける生放送お笑い番組の試み

『お笑いLIVE10!』は、TBS系列のプライムタイムにおいて、生放送のレギュラー番組としては『スペースJ』以来の試みでした。また、後番組である『水曜ノンフィクション』も、この番組以来の生放送番組となりました。TBS系列のプライムタイムにおけるレギュラー枠の演芸番組は、2012年10月の『日10☆演芸パレード』まで途絶えることになります。なお、この『日10☆演芸パレード』でも今田耕司が司会を務めています。

出演者：今田耕司と豪華ゲスト陣、個性豊かな芸人たち

司会は今田耕司とTBSアナウンサーの竹内香苗が務め、中継リポーターはMBSアナウンサーの八木早希が担当しました。レギュラー出演者には、なかやまきんに君や笑い飯などが名を連ねていました。その他、レイザーラモンHGは単独で出演していました。また、青木裕子、外山惠理の両TBSアナウンサーも番組に出演していました。ゲストには、上戸彩、堀江貴文、ボビー・オロゴン、奥菜恵、優香、井川遥、速水もこみち、細川茂樹、小泉孝太郎、牧瀬里穂といった豪華な顔ぶれが並びました。

その他：放送時間変更や休止回について

初回放送は当初、2時間スペシャルとして放送される予定でしたが、『2005日本シリーズ第4戦・阪神-ロッテ』の放送の影響で、レギュラー放送時間に変更され、さらに試合展開により、開始時間が遅れるというハプニングがありました。また、いくつかの回は、他の番組編成などの影響で放送が休止されました。

この番組は、ゲストの個性と、お笑い芸人の魅力が融合した、視聴者にとって記憶に残るバラエティ番組となりました。

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