水曜ノンフィクション

水曜ノンフィクション

『水曜ノンフィクション』は、TBS系列で2008年10月15日から2009年6月3日まで毎週水曜日に生放送されていた報道・ドキュメンタリー番組です。ハイビジョン制作で、全国ネットの21時台は生放送、ローカル枠の20時台は不明でした。

概要

TBSにとって16年ぶりとなるゴールデン・プライム枠での報道ドキュメンタリー番組であり、「Non Fiction」の頭文字であるNとFが番組のトレードマークでした。最近のニュースから歴史上の出来事まで、様々な事件や社会問題をトークとドキュメンタリー映像で取り上げることが主な内容でした。生放送という形態から、緊急特別報道に切り替わることもありました。2008年11月19日には、元厚生事務次官宅連続襲撃事件に関する緊急特別報道が放送されました。

しかし、2008年10月22日放送分では3.6%という低い視聴率を記録しました。

ローカル枠への移動と番組終了

2009年4月の改編で、番組は水曜20時台に移動し、『水曜ノンフィクション 関口宏モトをたどれば』と改題されました。一部系列局では、高視聴率のローカル番組が同時間帯に移動し、実質的に3月で放送を終了した局もありました。テコ入れとして内容も一部変更されました。

時間帯移動後も視聴率の低迷は続き、2009年4月29日の放送で再び3.6%を記録。6月3日の放送では番組史上最低の2.8%を記録し、TBSは急遽打ち切りを決定しました。最終回の放送では、翌週以降の予告も放送されていましたが、実際には放送されませんでした。

主なコーナー

番組は主に以下の3つのコーナーで構成されていました。

きょうのニュース: 放送日のニュースについて、関口宏とゲストがトークを繰り広げました。
きょうは何の日?: 放送日と同じ日付の過去の出来事を振り返るコーナーでした。
ドキュメンタリー: ドキュメンタリー特集で、放送枠移動後は全編この内容となることが多くなりました。

出演者

総合司会: 関口宏
アシスタント: 根本美緒
ナレーション: あがた森魚、金沢寿一、上村典子、大塚芳忠、近藤サト

スタッフ

構成: 内田裕士、武田隆
プロデューサー: 石井光雄、長尾忠彦、金丸尚志、橋本敏雄、廣井紀年
* 制作: TBS

その他

2009年5月13日は、作曲家・三木たかしの追悼特番が放送されたため、通常の『水曜ノンフィクション』は休止となりました。

視聴率低迷と相次ぐ打ち切りにより、『水曜ノンフィクション』は短命な番組となりました。

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