お茶の水ハカセ

お茶の水ハカセ

『お茶の水ハカセ』（英字表記: DR.OCANOMIZU）は、TBS系列にて2009年11月17日から2011年3月1日まで放送されたバラエティ番組です。毎週火曜日の19時56分から20時54分までの時間帯で、ハイビジョン制作により全国に届けられました。この番組は、初期からの視聴率や内容のリニューアルを経て、視聴者に親しまれていました。

番組の概要

番組のコンセプトは、出演者が白衣を着た「博士」となり、日常生活での疑問を科学的な観点で探求するものでした。番組名は、手塚治虫の漫画『鉄腕アトム』に登場するキャラクター「お茶の水博士」に由来し、マスコットキャラクターとしても活用されていました。

前期（2009年11月～2010年3月）

初期のフォーマットでは、科学的なテーマに基づいたクイズや、ストレス解消のためのグルメ紹介が行われました。特に「トリックシアター」では、日本国内外の珍事件を再現したVTRからの問題を解いていきました。観覧者に対して、ストレス解消を目的とした食事のプレゼンテーションも好評でした。エンディングでは、木梨憲武が「ワルハカセ」として出演し、アトムの髪型で登場するコーナーも存在しました。

中期（2010年4月～12月）

この期間には、『もうすぐお茶の水ハカセ』という事前番組が廃止され、各界のNo.1ゲストを迎えるトーク中心の形式に移行しました。セットも新たに改装され、マスコットキャラクターの使用はなくなりました。その代わりに番組内でのトークが重点的に行われ、大竹一樹が進行する「No.1取り扱い説明書」や「100の質問」などが行われました。さらに、ロケ企画も充実し、ゲストと共に『お茶の水大図鑑』の撮影が行われることもありました。

後期（2011年1月～3月）

後半は『お茶の水HAPPYショッピング』というリニューアルされたさまざまなロケ企画に移行しました。関東のショッピングセンターで、チーム対抗型の買い物対決が展開され、各チームの魅力的な商品が紹介されました。この企画では、最も良い買い物をしたチームに「ナイスショッピング賞」が贈られるなど、視聴者参加型の要素もありました。また、外国人一家が購入商品を使った寸劇も盛り込まれ、視聴者を楽しませました。

出演者とスタッフ

番組の司会は木梨憲武が務め、他にさまぁ〜ずや森三中、ジュニアメンバーの森本慎太郎など、個性豊かなメンバーが揃いました。ナレーションは数回変わり、スタッフにおいても多くの人材が携わっていました。特に、EXILEのTAKAHIROがタイトルロゴを手掛けるなど、新たなアプローチがなされていました。

その他の特徴

視聴率は回によって波があり、最高12.6%を記録した回もあったものの、最低では3.7%を記録するなどの浮き沈みがありました。しかし、番組終了後にはその過程を特集した特別番組が放送され、話題を集めることもありました。また、収録中に起こった万引き事件や、出演者の私物が使用されているセットは話題となり、視聴者の印象に残る出来事とリンクしていました。

このように、『お茶の水ハカセ』は科学的探求をテーマにした多彩なコーナーとリニューアルを通じて、視聴者に楽しんでもらうことを目指した番組でした。

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