かりゆし (企業)

株式会社かりゆしについて

株式会社かりゆしは、沖縄県を中心にホテル事業を展開する企業です。沖縄県発祥の資本による大手ホテルグループとして、県内各地でリゾートホテルを運営しています。

社名である「かりゆし」は、沖縄の方言で「めでたい」「縁起が良い」という意味を持ち、「幸せ」や「幸多かれ」という願いが込められています。この名前には、訪れるすべての人々に幸福な時間を提供したいという、同社の強い思いが込められています。

歴史

1962年に「沖乃島観光ホテル」として創業した株式会社かりゆしは、その後「ホテルなは」や「ホテルニュー那覇」などを開業し、事業を拡大しました。1987年にはリゾートホテル「かりゆしビーチリゾート恩納」を開業し、リゾートホテル事業にも本格的に参入しています。

1990年代には「かりゆしアーバンリゾート那覇」を開業、また「ホテルニュー那覇」を「かりゆし琉球ホテル那覇」に改称するなど、積極的な事業展開を行いました。2003年には社名を「株式会社かりゆし」に変更し、新たなスタートを切っています。

2008年には「スパリゾート　エグゼス」を開業し、高級リゾートホテル事業にも進出しました。その後も、「かりゆしLCH泉崎県庁前」の開業や「かりゆしアーバンリゾート那覇」のリニューアル再開業など、時代のニーズに合わせた変化を続けています。近年では、沖縄県宜野座村の野球場のネーミングライツを取得するなど、地域貢献活動にも力を入れています。

現在のホテル

株式会社かりゆしが運営する主なホテルは以下の通りです。

沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ
SPARESORT EXES（スパリゾート エグゼス）
Okinawa EXES Ishigakijima
かりゆしLCH泉崎県庁前

これらのホテルは、沖縄の美しい自然や文化を活かした、個性豊かなサービスを提供しています。また、関連ホテルとして「オキナワ マリオット リゾート&スパ」があり、運営に携わっています。

かつて運営していたホテル

過去には「沖縄かりゆし琉球ホテル・ナハ」や「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」も運営していました。「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」は、複合商業施設「とまりん」内にありましたが、賃料増額と新型コロナウイルスの影響により、2021年に閉館しました。

多角的な事業展開

ホテル事業以外にも、株式会社かりゆしは様々な事業を展開しています。関連法人として、土産物店などを運営する「株式会社ティーシー」、スポーツ施設運営を行う「有限会社リゾートエンタープライズ沖縄」、結婚式関連サービスを提供する「株式会社ビック沖縄」などがあります。

また、ホテル施設の清掃、観光農園事業、エステティックサロンの経営、医療施設運営など、多岐にわたる分野で事業展開を行っており、沖縄経済の活性化にも貢献しています。

地域貢献活動

株式会社かりゆしは、地域貢献活動にも積極的に取り組んでいます。過去にはサッカークラブ「沖縄かりゆしFC」に出資していたほか、宜野座村の野球場のネーミングライツを取得するなど、スポーツ振興にも力を入れてきました。

まとめ

株式会社かりゆしは、沖縄県に根ざしたホテル運営会社として、地域社会とのつながりを大切にしながら、訪れるすべての人々に「幸せ」を提供することを目指しています。ホテル事業だけでなく、多角的な事業展開や地域貢献活動を通じて、沖縄の発展に貢献している企業です。

もう一度検索