きかんしゃトーマス めざせ!夢のチャンピオンカップ

映画『きかんしゃトーマス めざせ！夢のチャンピオンカップ』

『きかんしゃトーマス めざせ！夢のチャンピオンカップ』（原題：Thomas and Friends: Race for the Sodor Cup）は、人気テレビシリーズ『きかんしゃトーマス』の長編シリーズの第18作であり、リニューアルされた2DCGアニメーションで制作された初の劇場版です。本作は2023年3月10日に日本で劇場公開され、多くのファンに新たな楽しさを提供しました。

概要

本作の大きな特徴は、マテル社と提携したネルバナ社が制作を手掛けている点です。これにより、ストーリーには新たなキャラクターが加わり、これまでの人気キャラクターが再登場するダイナミックな展開が期待されます。主人公のトーマスはもちろん、新キャラクターのカナや過去からのキャラクターであるヒロ、ケンジが揃い、物語を盛り上げます。作品は初めての2Dアニメーション映画として、多彩なキャラクターの魅力を引き出しています。

英国での初公開時、一部のキャラクターの声は北米版から用いられましたが、その後再録されたことで、全体のクオリティが向上しました。また、2023年のキッズスクリーンアワードでは、他の名作と並びベストテレビ長編賞にノミネートされるなど、そのクオリティが高く評価されています。

日本での公開

『きかんしゃトーマス めざせ！夢のチャンピオンカップ』は、2023年3月10日に日本で劇場公開されました。2Dアニメーションへの移行に伴い、声優陣も一新され、これまでとは違った新鮮さを楽しむことができます。原語版とは異なり、日本版では通常のテレビ放送と同じオープニングが使用され、エンディングにも歌詞がついている点も特徴的です。ゲスト声優として、知名度の高いYOUと藤井隆が出演し、それぞれファローナ役とフレデリコ役を担当しています。また、ガールズ・パフォーマンスグループLucky²がレースに出るトーマスたちを応援する子供たちの役を演じるなど、豪華なキャストが話題を呼びました。

あらすじ

物語は、蒸気機関車のトーマスが友達の電車、カナとケンジと共に楽しみにしていたレース『ソドーカップ』が中心となります。しかし、カナの不注意により、ケンジが負傷しレースに出られなくなってしまいます。その結果、カナの新たなパートナーがトーマスに決まりますが、自信を失った2台の機関車は不安を抱えることに。しかし、ケンジの過去のコーチであったヒロが現れ、特訓を始めます。違いを乗り越えて協力し合う姿が描かれ、友情や努力の大切さを伝えます。

登場キャラクター

• - トーマス: 主人公の青いタンク式蒸気機関車。
• - カナ: 紫色の電車で、日本出身。非常にスピードが速い。
• - ケンジ: 日本出身の銀色の超特急。カナのパートナーに選ばれる。
• - ヒロ: 黒いテンダー式蒸気機関車で、ケンジの元コーチ。
• - パーシー: トーマスの親友で、緑色のタンク式蒸気機関車。
• - ニア: オレンジ色のタンク式蒸気機関車。
• - ディーゼル: 黒いディーゼル機関車で、競争相手のファン。
• - サンディー: 機関車の修理や保線を行うモーターカー。
• - カーリー: 黄色いクレーン車。
• - ゴードン: 過去にチャンピオンカップを持つ青いテンダー式蒸気機関車。
• - クランキー: 港にいる灰緑色のクレーン。
• - バルストロード: 穏やかな性格の白い艀。
• - ハロルド: 白いヘリコプター、レースの中継を担当。
• - トップハム・ハット卿: ソドー島の鉄道管理人で、レースの主催者。
• - ファローナとフレデリコ: 意地悪なスペイン出身の電車ペア。
• - リフとジフ: 昨年のワールドレース優勝ペアとして登場。いつも笑顔でレースを楽しむ。

まとめ

『きかんしゃトーマス めざせ！夢のチャンピオンカップ』は、勇気、友情、成長をテーマにした感動的な物語です。新しいグラフィックスとキャストが魅力を引き立て、ファンに新たな体験を提供します。楽しさと冒険が詰まったこの映画は、多世代にわたって人気を博することでしょう。

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