きくち伸

きくち 伸のプロフィール

きくち 伸（読み：きくち しん）は、1962年5月28日生まれの日本のテレビ[[プロデューサー]]であり、2017年時点でフジテレビジョンのゼネラルプロデューサーとしてペイTV部門を担当しています。本名は菊地 伸ですが、よく「菊池」と誤記されるため、業界内では「きくち 伸」という表記が広く用いられています。

来歴

岩手県一関市に生まれ育ったきくちさんは、地元の岩手県立一関第一高等学校を卒業後、筑波大学へ進学しました。高校時代は弓道に打ち込んでいましたが、大学では阪神タイガースを応援するサークルの活動にも参加していました。最初は小学館に就職したいと考えていましたが、友人の紹介で産経新聞の青木彰が主催する青木塾に参加。この経験を通じてフジテレビの面接に参加し、1985年に入社することとなりました。

入社当初は「オレたちひょうきん族」や「夜のヒットスタジオ」を担当したいという希望を出しましたが、結果的に『夜ヒット』を担当するチームに配属され、アシスタントディレクターとしてのキャリアをスタートさせました。その後、石田班に異動後は『オールナイトフジ』のディレクターとなりましたが、この時、音楽業界からの協力が薄れたことに戸惑いを感じたと語っています。数年後には『ヒットパレード90's』のディレクターに就任し、音源が再び届くようになるものの、その際の人間関係に対する厳しい視点も持っていました。

音楽プロデューサーとしての道

きくちさんは音楽が大好きで、さまざまな才能を持つアーティストを見極めるセンスに優れているとされています。特に、THE ALFEE|THE_ALFEEやジャニーズ事務所の多くのアイドルとの親しい関係を築き上げ、2003年には『HEY!HEY!HEY!』のプロデューサーを務めるようになり、ジャニーズのタレントもこの番組に出演するようになりました。また、『LOVE LOVEあいしてる』では、歌番組に出ることが少なかった吉田拓郎を出演させ、話題を呼びました。

さらに、きくちさんは自らの同郷であるフォークシンガー・あんべ光俊の大ファンで、その関係からNSPの「僕らの音楽」への出演を決定しました。さらに、小室哲哉を華原朋美に引き合わせた人物でもあり、音楽界での独自のネットワークを生かし、多くのアイドルやアーティストと深い関係を築いています。

東日本大震災とその後

2011年3月の東日本大震災では故郷の岩手県が大きな影響を受け、きくちさんは急遽、チャリティー音楽番組「FNS音楽特別番組 上を向いて歩こう」を企画し、放送を行いました。この時の行動は、多くの人々に感動を与えることとなりました。

その後もバラエティ制作や音楽番組の制作を担当し、2013年には「口パク禁止」を打ち出したことで、音楽番組の新たな風潮を生み出しました。2014年にペイTV事業部に異動し、現在もCS向けの音楽番組の制作を手掛けています。

まとめ

きくち伸のキャリアは、音楽とテレビの融合を見事に実現させ、多くの名作を生み出してきました。彼の存在は、フジテレビの音楽番組において不可欠なものとなっており、プロデューサーとしてのその手腕は多くの才能を引き出す原動力ともなっています。

もう一度検索