きっと明日は

きっと明日は

『きっと明日は』は、1996年4月10日から1997年3月12日までNHK教育テレビジョンで放送された小学校5年生向けの教育ドラマです。

概要

このドラマは、『さわやか3組』や『はばたけ6年』と同様に、小学生が学校や家庭で直面する様々な出来事を乗り越え成長していく姿を描いています。当時社会問題となっていた「いじめ」に対し、子供たちの心を育てる新たなアプローチが求められていました。前年度まで放送されていた『あしたへジャンプ』から番組がリニューアルされ、本作がスタートしました。しかし、翌年度には6年生向けの『はばたけ6年』と統合され、『虹色定期便』という新番組に移行したため、放送期間はわずか1年間、全20回で終了しました。1998年には『夏のテレビクラブ』で再放送されています。

あらすじ

主人公の高沢瑞記は、小学5年生の女の子です。春休みに、父・堅吾の転勤（実際には左遷）が決まり、家族がバラバラになることを心配した瑞記は、父と共に高原の村・鹿間村で二人暮らしを始めることを決意します。母親は東京で仕事をしていますが、父親とは関係がうまくいっていません。物語は、武田家の隠し財宝探しと瑞記の「明るい家族を取り戻したい」という願いを軸に展開し、様々な問題提起をしていきます。

放送時間

毎週水曜日 18:00 - 18:20（JST）

出演者

高沢瑞記 演 - 吉田里渚（現・小鶴璃奈）
本作のヒロイン。小学5年生。父親の転勤に伴い、鹿間村の小学校に転入します。
高沢堅吾 演 - うえだ峻
瑞記の父。大東新聞通信部の記者で、東京から鹿間村へ単身赴任。
高沢佳奈子 演 - 根岸季衣
瑞記の母。
高沢真琴 演 - 中込佐知子
瑞記の姉。美術大学生で、ロック歌手を目指しています。劇中では、カラオケマイクを使って歌の練習をするシーンがあり、エンディングテーマも担当しました。
桑原甚兵衛 演 - 仁内建之
先祖が残した埋蔵金の存在を信じ、堅吾と共に宝探しに熱中しています。
桑原富雄 演 - でんでん
甚兵衛の息子。当初は埋蔵金の存在を疑っていましたが、後に父親を手伝います。ミニバスケットボールチームのコーチを務めています。
太田雅代 演 - 土田ユミ
村の飲み屋の女将で、堅吾の食事の世話をしています。
大平紀子 演 - 工藤美雪
鹿間村立鹿間北小学校の5年生担任。瑞記の担任の先生で、ミニバスケットボールチームの監督も務めています。
紀子の父 演 - 町田幸夫
紀子の母 演 - 中真千子
和賀百合子 演 - 和賀由利子
瑞記の同級生。
東郷美幸 演 - 加藤理恵
瑞記の同級生。
山本正夫
瑞記の同級生。
鈴木二郎
瑞記の同級生。
早稲塚
瑞記の同級生。
古山
瑞記の同級生。
グェン・ヴァン・ナム 演 - グェン・ドゥック・ミン
ベトナム人留学生。
斉藤新助 演 - 中込佐知子
武田軍の落武者の霊。真琴と瓜二つで、瑞記にしか見えません。
駅員 演 - 遠藤匠

スタッフ

作 - 下川博
音楽 - 田頭勉
ロケ地 - 山梨県高根町、高根町立高根北小学校

関連情報

関連項目
はばたけ6年
外部リンク
きっと明日は - ウェイバックマシン（1997年2月5日アーカイブ分）
きっと明日は - NHK放送史
* きっと明日は - テレビドラマデータベース

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