きもしば

きもしば：正体不明の生き物と仲間たちの心温まる物語

『きもしば』は、株式会社クーリアが原作のアニメ作品です。2016年10月2日から12月25日にかけて第1期、2017年4月2日から6月25日にかけて第2期が、テレビ東京系列の子供向けバラエティ番組『きんだーてれび』内で放送されました。全26話からなるこの作品は、妖怪と犬の中間のような不思議な生き物「きもしば」とその仲間たちの日常を描いた、ユーモラスで心温まる物語です。

個性豊かなキャラクターたち

主人公のきもしばは、その正体が謎に包まれた存在。アメリカンドッグのような触感で、カレー、特にカレーパンが大好きという、ユニークな一面も持ち合わせています。職業はなんと葬儀屋という、意外な一面も。

きもしばの相棒は、普通の柴犬のマツです。しかし、マツはアヤカシが見えるという特殊な能力を持っています。その能力ゆえに、アヤカシたちからは恐れられています。普段はきもしばに散歩をしてもらっていますが、時折、マツがきもしばを散歩させる場面も見られます。

大家さんのかんのんは、福々寺（ぷくぷくじ）から脱走してきた、優しいキャラクターです。言葉ではなくジェスチャーでコミュニケーションを取ります。家賃の徴収日にはきもしばを恐れさせる存在ですが、きもしばがピンチに陥ると、様々な形態に変化してきもしばを助けてくれます。

しーたまちゃんは、繊細な人魂で、いつも何かを呟いています。見た目こそ暗そうですが、よく喋ります。きもしばに取り憑いているようですが、きもしばはあまり気に留めていません。しーたまちゃんの呟きはきもしばにとって「うるさい、うざい」と感じる程度に過ぎません。

チョロギは、増えたり減ったりする不思議な生物です。きもしばに常に付きまとっており、きもしばを助ける存在でもあります。きもしばから発せられるフェロモンに魅了されているようです。突然変異することもあり、味はすっぱいとのことです。

アニメーションとスタッフ

『きもしば』は、トムス・エンタテインメントとトムス・ジーニーズがアニメーション制作を担当しました。脚本と声を務めたのは村野晃大氏、第2期の声を担当したのは加藤慎吾氏です。キャラクターデザインはんぎみや氏、演出協力は湖山禎崇氏、CGディレクターは上原仁氏、音響監督は長嶋篤史氏、プロデューサーは川嶋洋樹氏が担当しました。

まとめ

『きもしば』は、予測不能な展開と個性豊かなキャラクターたちが織りなす、心温まる物語です。妖怪と犬の中間のような謎めいた存在「きもしば」と、その仲間たちの日常は、子供から大人まで幅広い層に楽しさを提供します。独特の世界観とユーモラスな演出が魅力の作品であり、一度見始めたら、きっとその世界観に引き込まれることでしょう。 様々なキャラクターの掛け合い、そして、時に起こる予想外の出来事の数々は、視聴者に忘れられない感動と笑顔を与えてくれます。 もし機会があれば、ぜひ『きもしば』の世界を覗いてみてください。

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