きょう発プラス!

『きょう発プラス!』の概要

『きょう発プラス!』は、TBS系列で放送された昼の報道・情報番組です。この番組は2005年3月28日から2006年9月29日までの間、平日に生放送されていました。通称「きょう発」と呼ばれ、放送時間は当初10:50から12:55まで、2006年4月からは13:00まで延長されました。この番組は「もっと分かりやすく！面白く！役立つ！」をテーマに、政治、経済、社会、芸能、スポーツ、流行、生活情報といった多岐にわたるジャンルのニュースや情報を明快に伝えました。

番組の特徴

『きょう発プラス!』は、生放送ならではの速報性を活用し、視聴者に最新情報を迅速に届けるスタイルが特徴でした。また、番組は多分野の専門家を招いて、それぞれの観点から情報を分析し、時には鋭く、時には深く掘り下げていました。このような分析力は、他の番組にはない独自の魅力として視聴者から支持を受けていました。番組は情報バイキングスタイルを採用し、視聴者が多様な情報を一挙に得ることができる構成になっていました。

放送の狙いと批判

この番組は前番組『ニュースフロント』や『（特）情報とってもインサイト』をリニューアルし、昼の情報番組の新しい形を模索するために作られました。当初は全く異なる番組になると思われましたが、実際には多くの出演者が続投し、親しみのあるスタイルが維持されました。しかし、多くの視聴者の期待を集める一方で、過去のワイドショーに関する批判も寄せられました。TBSが過去の事件を受けてワイドショーから撤退した後の番組として、その復活に対する懸念の声も上がりました。

番組構成と進行

『きょう発プラス!』は、オープニングでスタジオからニュースを紹介し、続いて「きょう発セレクション」やコーナーを展開しました。特に「朝刊プラス」コーナーでは、新聞の主要な情報をリアルタイムで紹介する仕組みがあり、これが視聴者にとって非常に便利なチェックポイントとなっていました。

また、曜日ごとの特集やリポートも設けられ、視聴者に親しみやすい内容が用意されていました。天気予報や最新のエンタメ情報、注目のコメンテーター陣による解説も、番組の人気の要因となっていました。

出演者

総合司会は、ホンジャマカの恵俊彰、評論家の山田五郎、アナウンサーの長岡杏子が担当し、その他に多彩なコメンテーターが週替わりで出演しました。経済評論家やジャーナリスト、法律専門家、映画監督、コラムニストなど、さまざまな背景を持つ専門家が情報を分析し、視聴者に新たな視点を提供しました。これにより、視聴者は幅広い観点から情報を得られることができました。

番組の終了と後継番組

『きょう発プラス!』は、視聴率が安定していたにもかかわらず、2006年10月に終了しました。この時、福澤朗が新たに総合司会を務める情報番組『ピンポン!』が始まり、『きょう発プラス!』の理念を受け継いだ形で運営されることとなります。番組終了から約2年後の2009年には、『ピンポン!』と『2時っチャオ!』が統合され、さらに大型情報番組『ひるおび!』がスタートしました。

まとめ

『きょう発プラス!』は、視聴者に役立つ情報を迅速に提供することを目指した番組であり、独自の切り口から幅広いニュースを楽しむことができました。そのスタイルは多くのファンに愛され、後の番組に大きな影響を与える結果となりました。

もう一度検索