山田五郎

山田 五郎（やまだ ごろう）

概要

山田五郎は、日本の多才な評論家、編集者、タレント、コラムニスト、そしてYouTuberです。彼の本名は武田正彦であり、愛称としては「教授」や「五郎さん」が知られています。彼は東京国立博物館の評議員を務め、イギリス古時計協会やジュネーブ時計グランプリ財団の元アカデミー会員でもあります。加えて、美術や時計に関する豊富な知識を持ち、特に機械式時計の歴史に精通しています。

来歴

静岡市出身で、後に東京都渋谷区に家族と共に住みました。父親は旭化成で働くサラリーマンで、海外勤務も経験したことがあります。家族構成としては、妹と弟がおり、幼少のころの一時期を兵庫県西宮市や大阪府豊中市で過ごしました。高校は大阪府立北野高校を卒業し、その後は上智大学文学部の新聞学科へ進学しました。

大学に入ると映画への強い興味から新聞学科を選んだものの、次第に美術史にも関心を持つようになりました。大学3年生の時には、ザルツブルク大学へ西洋美術史を学びに留学しましたが、留学先での経験は事前の期待とは異なり、退屈な日々を送ることになりました。帰国後は大学院への進学を希望していましたが、環境の変化から進学を断念し、就職活動を開始。1981年に講談社に入社しました。

講談社では情報雑誌の編集部に配属され、そこで若者ファッション誌『ホットドッグ・プレス』を担当しながら、次第に自分の専門分野を築いていきました。1991年の『タモリ倶楽部』でのテレビデビューをきっかけに、彼のテレビ出演が始まりました。彼はお尻評論家として活動し、そのユニークな切り口で多くのバラエティ番組に出演しました。2004年に講談社を退社後は、フリーランスとして様々なメディアに登場するようになりました。

健康とYouTube活動

2011年、山田は食道癌の初期治療を受けていたことを公表しました。その後、2021年には自身のYouTubeチャンネルを開設し、美術をテーマにした内容で配信を開始しました。このチャンネルは大変好評を博し、登録者数は着実に増加、特に美術を専門的に扱う内容は多くの支持を集めています。

人物像

彼は少年時代を「豆腐」という愛称で呼ばれていた色白な少年として過ごしました。カトリック教徒であり、定刻に始まる仕事に対して苦手意識があります。遅刻の常習者を自認しつつも、現在では仕事に関しては大分改善されました。趣味は鉱物集めやギター演奏であり、「大島渚」というロックバンドのメンバーとしても活動していました。

まとめ

山田五郎は、評論家としてだけでなく、多様なメディアで活躍している個性的な存在です。その幅広い知識とユーモアをもって、日本の文化とアートに対する理解を深める努力を続けており、今後の活動にも期待される人物です。

もう一度検索