くすはらゆい

くすはらゆいは、日本の女性声優であり、主にアダルトゲームで活躍しています。かつては「楠原ゆい」と表記していましたが、現在はひらがなの「くすはらゆい」に改名しています。

声優になるまで

幼少期から演じることが好きで、中学・高校では演劇部に所属していました。小学生の頃からアニメに興味を持ち、性別や見た目に関わらず様々なキャラクターを演じられる声優に憧れを抱いていました。しかし、自身の声に特徴がないと感じていたため、当初は一般企業への就職を目指していました。

就職活動中、最終面接で周囲の志望者が熱意を語る中で、自分がやりたいことを見失っていることに気づきます。この経験から、向き不向きではなく、本当にやりたいことを追求しようと決意し、声優の道を志しました。

事務所から提示された契約書にあった成人向け作品の出演項目にチェックを入れたところ、ALL-TiMEの『普通じゃないッ!!』のふたなり少女・白鷺寧々役でデビューを果たします。アダルトゲームの経験や性的な演技の知識が全くなかったため、試行錯誤を重ね、事務所のスタッフと協力して演技を磨きました。

2012年～2017年：『夏空のペルセウス』での飛躍

デビュー3年目の2012年、『夏空のペルセウス』の遠野恋役で初めてメインヒロインを演じ、同作のWebラジオ『ペルらじ』では初のパーソナリティを務めました。この作品の大ヒット後、一時的に仕事が減った時期もありましたが、制作会社minoriからの励ましやアドバイスを受け、徐々に仕事が増えていきました。

2018年～2020年：新たな展開

2018年の『RIDDLE JOKER』では在原七海役を演じ、国内外でファンを増やしました。2019年の『月の彼方で逢いましょう』では、自身と生い立ちが似た佐倉雨音役を演じ、感情移入のあまり涙を流したとインタビューで語っています。また、同作のファンディスクでは雨音のイメージソングをカバーするなど、活動の幅を広げています。

人物

DIGination関連のラジオ番組では、下ネタが多いことから「KSR（クソ下ネタラジオ）」として親しまれています。ラジオパーソナリティとしての軽快なトークも、彼女の魅力の一つです。

演技

幼馴染や妹系のキャラクターを演じることが多い一方で、Sキャラを演じることにも意欲を見せています。近年は、ユーザーに愛されるようなキャラクター作りを心がけており、オーディションでの演技方針がそのまま採用されることもあります。

メーカーからの要望に応じて、クールなキャラクターをロリ博士風に演じ分けるなど、高い演技力も持ち合わせています。

主な出演作品

数多くのアダルトゲームでメインヒロインを演じています。以下は主な作品です。

2010年
普通じゃないッ!!（白鷺 寧々）
2012年
夏空のペルセウス（遠野 恋）
2018年
RIDDLE JOKER（在原 七海）
2019年
月の彼方で逢いましょう（佐倉 雨音）
2024年
アンラベル・トリガー (小花衣 レイリ)

その他、数多くの作品でメインヒロインや重要なキャラクターを演じています。

その他の活動

アダルトゲーム以外にも、コンシューマーゲーム、オンラインゲーム、OVA、CD、ラジオなど、多岐にわたるメディアで活躍しています。特にラジオパーソナリティとしての活動は長く、多くのファンに親しまれています。

くすはらゆいは、その高い演技力と個性的なキャラクター表現で、今後も多くの作品で活躍することが期待されます。

出典:（18歳未満閲覧禁止のサイトを含みます）

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