こがけん

こがけん - 日本のお笑い芸人

こがけん（本名：古賀 憲太郎）は、1979年2月14日生まれの日本のお笑い芸人で、現在は吉本興業に所属しています。福岡県久留米市の出身で、福岡教育大学附属久留米小学校から始まり、福岡教育大学附属久留米中学校、福岡県立明善高等学校を経て、慶應義塾大学商学部に進学。大学在学中に実現した音楽サークルの活動が、後の芸人としてのスタイルに影響を与えています。

略歴と活動

こがけんは、2001年に慶應義塾大学商学部を卒業後、大学の同級生であるかんしとともに東京NSCに入学し、芸人の道を歩み始めました。最初は「マスターピース」として活動したものの、そのコンビは早々に解散。その後、一時は板前修業に従事し、料理の腕を磨きました。

2008年に「ワンドロップ」としてかんしと再結成し、再び芸人活動を開始。2012年には再び解散し、その後はピン芸人として多様なエンターテインメントで活躍しています。特に、歌ネタや映画モノマネが得意な彼は、2016年には「とんねるずのみなさんのおかげでした」のモノマネ選手権でファイナリストに選出され、「オーマイガー」というセリフが持ちネタとして定着しました。

こがけんは、2019年にR-1ぐらんぷりの決勝に進出し、同年には、おいでやす小田と「おいでやすこが」を結成。このユニットはM-1グランプリに参加し、見事3回戦へ進出しました。2020年には、「おいでやすこが」としてM-1グランプリの準優勝を果たし、ピン芸人同士のユニットとして初のファイナリストとなるという偉業を達成しました。2021年11月には、出身地の久留米市から「くるめふるさと大使」に任命され、地域に貢献しています。

芸風とエンタメ活動

こがけんの芸風は、耳馴染みのある楽曲に独自の歌詞をつけるスタイルの歌ネタが特徴です。即興でのパフォーマンスも可能で、ロックやラテンなどさまざまなスタイルに応じたバリエーションがあります。また、映画モノマネでは、特にハリウッド映画のキャラクターを細かい部分まで表現することで、観客からの理解を得にくいネタとして知られています。

映画ファンでもあるこがけんは、映画好きの芸人を招くトークライブ「こがけんシネマクラブ」を定期的に開催し、独自の映画批評を雑誌で執筆するなど、活動の幅を広げています。また、料理番組でもその腕前を披露し、料理コンテストにおいて優勝経験も持つなど多才な一面を見せています。

プライベートエピソード

こがけんの実家は、久留米市内で100年以上の歴史を持つ居酒屋を経営。大学時代には大規模な音楽サークルを統率し、バンド活動も行っていました。また、予備校の講師として国語を担当した経験もあり、多方面でのスキルを持ち合わせています。彼の仲間との親交も厚く、特に阿佐ヶ谷姉妹とは家族ぐるみでの交流があるというエピソードもあります。

こがけんはカラオケでハモリを楽しむスタイルを持ち、COVID-19流行前には食事後に仲間とコーラスをする習慣があったとのこと。音響オペレーターには専属で信頼する友人を選び、共に成長し続けています。彼の出囃子にはJourneyの「Any Way You Want It」が使われており、メディアへの出演も多岐にわたります。これからも、こがけんの創造的な活動から目が離せません。

もう一度検索