ことばドリル

ことばドリル

『ことばドリル』は、NHK Eテレで2014年4月7日から放送されている小学校1・2年生向けの国語番組です。番組は、小学校で学ぶ初歩的な読み書きを、子供たちが飽きずに楽しく身につけることを目的としています。

概要

この番組は、小学校低学年向けの国語番組として、『はじめてのこくご ことばあ!』以来6年ぶりの新番組でした。番組では、コント形式を取り入れ、子供たちが楽しみながら学べるように工夫されています。また、番組公式サイトでは、番組で放送されたコントと同じ場面や登場人物を使ったドリル教材が提供されており、ゲームやクイズ形式で繰り返し練習することができます。

2022年4月からは、新たな小学校1・2年生向けの国語番組として『えるえる』が開始されましたが、『ことばドリル』も2023年度も引き続き放送される予定です。

内容

コント

番組のメインは、読み書きに関する言語ルールをテーマにしたコントです。毎回2本のコントが放送され、1本あたり3分から3分30秒程度です。コントには、ヨーロッパ企画のメンバーが出演し、探検隊や忍者などに扮して、読み書きで失敗する様子をコミカルに演じます。これにより、子供たちは楽しみながら身近な言語ルールを学ぶことができます。

コントの後には、アニメキャラクターのドリルくんが登場し、コントの場面を使ったゲームやクイズで復習を行います。ドリルくんは、読み書きの言語ルールを間違えないために、公式サイトのドリル教材で練習することを子供たちに呼びかけます。

ことばアンケート

コントの前半と後半の間には、ドリルくんが街頭で、テーマに関連した読み書きの言語ルールについてインタビューを行うコーナーがあります。

うたっておぼえる漢字ドリル

番組の最後には、ドリルくんが歌いながら、小学校低学年で学習する漢字を覚えるコーナーがあります。作詞は飯間浩明、作曲は依田伸隆が担当しています。

公式サイト

番組公式サイトでは、番組で放送されたコントと同じ場面や登場人物を使ったドリル教材が提供されています。また、「うたっておぼえる漢字ドリル」も公式サイトで利用できます。これらのドリル教材は、子供たちが飽きずに楽しく反復練習することで、自然に初歩的な言語ルールを身につけることができるように作られています。ドリル教材は印刷することもでき、学校での授業や家庭での個別学習にも活用できます。

コント出演者

番組には、ヨーロッパ企画のメンバーが複数回出演しています。あるコントの人物が別のコントに出演したり、役者が同じ場合、同一人物として扱われることがあります。

放送リスト

基本的に、午前放送の本放送の翌週には再放送が行われます。祝日の場合は、特別編成のため休止となる場合があります。ただし、2014年度から2015年度前期には、火曜日の昼に再放送枠があり、祝日でも放送が行われていました。

2014年9月8日に放送予定だった第9回は、台風の影響で10月7日に放送が延期されました。また、その影響で、第10回と第11回の放送も繰り上げられました。2015年度以降は、2014年度放送分の再放送が行われています。

スタッフ

コントの脚本は、上田誠、伊勢村圭太、西垣匡基が担当しています。監修は、日本語学者の飯間浩明、アニメ・音楽は10GAUGEが担当しています。制作・著作はNHKです。

放送時間

放送時間は年度によって異なり、月曜日や火曜日に放送されています。また、公式サイトでは動画配信も行っています。

レギュラー枠以外での放送

レギュラー放送以外にも、特別番組や夏休み、冬休みの期間中に再放送が行われることがあります。

脚注

関連項目

ヨーロッパ企画
カリキュラマシーン - 同じくコント形式で国語を教える番組
銀河銭湯パンタくん - ヨーロッパ企画のメンバーが関わっている番組
チコちゃんに叱られる! - 当番組のオープニングテーマを起用した番組

外部リンク

ことばドリル - NHK for School
ことばドリル - NHK放送史

もう一度検索