この胸の中だけ

フラワーカンパニーズの「この胸の中だけ」は、彼らの音楽キャリアにおいて重要なターニングポイントとなった楽曲です。2008年4月1日にライブ会場限定で19枚目のシングルとしてリリースされた後、同年11月26日にはソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズから20枚目のシングルとして全国発売されました。

この楽曲は、前作から1年5ヶ月ぶりのリリースであり、12thアルバム「たましいによろしく」と同時発売されました。本作からレーベルを移籍し、7年8ヶ月ぶりにメジャーレーベルに復帰することとなりました。元々はボーカルの鈴木圭介がソロライブのために書き下ろした楽曲で、それをバンド形態で演奏してみようと試みたことがきっかけで生まれました。

当初はライブ会場限定で販売されましたが、メジャー復帰の際にスタッフから「この曲はシングルにすべきだ」と強く勧められ、一般発売に至りました。19thシングルに収録されていた表題曲をリマスタリングし、カップリング曲を追加した内容となっています。

初回生産限定盤と通常盤の2形態で発売され、初回盤には2008年9月7日に行われた「OTODAMA'08 音泉魂」のライブ映像を収録したDVDが付属しました。これは彼らにとって初の複数形態でのシングルリリースであり、初回盤は瞬く間に完売し、店頭では通常盤しか入手できない状況も生まれました。

ミュージックビデオは大根仁が監督を務め、フラワーカンパニーズが刑務所に慰問演奏に訪れ、受刑者たちが子供の頃の自分と再会するという、ドラマティックな演出が施されています。

収録曲は以下の通りです。

ライブ会場限定盤

1. この胸の中だけ (5:47)
2. ふっ飛んでJUMP (3:09)

一般発売盤

1. この胸の中だけ (5:47)
2. 深夜高速 (Live Version)(4:38)

全作詞・作曲は鈴木圭介、編曲はフラワーカンパニーズが担当しています。

初回特典DVDには、～OTODAMA '08音泉魂～（2008.09.07 泉大津フェニックス）でのライブ映像が収録されています。

1. 最高の夏
2. ロックンロール・スターダスト
3. この胸の中だけ
4. 深夜高速
5. 馬鹿の最高
6. 真冬の盆踊り

この楽曲は、以下のアルバムにも収録されています。

たましいによろしく (#1)
フラカン入門（#1）

「この胸の中だけ」は、フラワーカンパニーズの新たなスタートを飾る、彼らの音楽に対する情熱とメッセージが込められた一曲と言えるでしょう。

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