ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ

ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズの概要

ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ（Sony Music Associated Records、略称：SMAR）は、ソニー・ミュージックレーベルズの一部として存在する社内レコードレーベルです。このレーベルの識別には、頭文字の「SMAR」や「AI」という規格品番が用いられています。ソニー・ミュージックエンタテインメント（SME）グループの邦楽レーベルの中では最も名前が長く、公式Twitterのプロフィールでもそれに言及されています。

設立と歴史

1998年4月に「SMEJ Associated Records」として設立されたこのレーベルは、創立当初は明確なレーベル名を持っていませんでしたが、1999年頃からはレーベル名が明示されるようになりました。販売は当初SMEインターメディアが行っていましたが、1999年4月からはソニー・ミュージックエンタテインメントに移行しました。

丸山茂雄のもと、「プロデューサーズ・レーベル」をコンセプトとして掲げ、多くの著名なプロデューサーとともに様々な企画が展開されました。しかし、この戦略が逆効果となり、アーティストやプロデューサーの活動が停滞する事態が発生しました。その結果、1999年には株式上場以来初の営業赤字を記録しました。

2001年にはソニー・ミュージックエンタテインメントの制作部門から独立し、「株式会社ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ」という名称で再スタートします。2014年には、ソニー・ミュージックレコーズの7社が吸収合併し、ソニー・ミュージックレーベルズとして新たに会社が形成されました。以降、SMARは同社の内部レーベルとして活動しています。

規格品番とロゴマーク

SMARの規格品番「AI」は、「Associated」のAとIを基にしたものであり、レーベル名のアイデンティティを表しています。設立当初はTが使用されていましたが、現在ではLが用いられています。また、ロゴマークも独自のデザインが施されており、中央のSは「SMEJ」及び「Sony Music」を象徴し、左右のAとRはそれぞれ「Associated」「Records」を意味しています。

レーベルと所属アーティスト

ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズは、さまざまなアーティストを抱えており、多ジャンルにわたるレーベルが存在しています。以下は主なレーベルの一部です:

• - Sony Music Associated Records - メインレーベル
• - onenation - 主にHIP-HOP/R&Bアーティストを扱う。
• - fanfarecord - 2019年に設立された新しいレーベル。
• - studio NUI - 2021年に設立された。
• - Threethums - ジャパンミュージックシステム、スターダストレコーズとの共同レーベル。

また、かつて存在したプライベートレーベルも多く、例えば小室哲哉の「TRUE KiSS DiSC」や、藤井フミヤの「SEASKY」などがあります。これらのプライベートレーベルは活動を停止しましたが、レーベルの多様性と影響力を示す証となっています。

当レーベルの主な所属アーティストたち

ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズには、アクセス、amarazashi、Uru、女王蜂など、多岐にわたるアーティストが名を連ねています。これらのアーティストたちは、レーベルの特徴を反映した楽曲を制作し、国内外で活躍しています。

結論

ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズは、日本の音楽シーンにおいて影響力のあるレーベルの一つです。その変遷やアーティストたちの活動を見ることで、レーベルの動向や日本の音楽業界の変化を感じ取ることができます。

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