こやまゆかり

こやまゆかり（本名：藤野由雅利）は、12月23日生まれの日本の漫画家です。大阪府摂津市で生まれ、現在は茨木市に在住しています。吹田東高校を卒業後、会社員として働きながら漫画制作に取り組みました。

デビューのきっかけ

会社員として働く傍ら、夜間に漫画制作をしていたこやまゆかりは、投稿作『プリテンダー』が「第12回mimi 新人まんが賞」の佳作を受賞。1988年、『mimi Carnival』9月号（講談社）に掲載され、漫画家としてデビューを果たしました。デビューからわずか4ヶ月後には、代表作となる『あなたにホの字』（全11巻）の読切1作目『恋の?温泉旅行』を同誌に発表し、注目を集めます。

活躍の場

以降、『mimi』や『Kiss』（講談社）などを中心に、女性の視点から様々な恋愛ドラマを描き続けています。1991年の地元タウン誌インタビューでは、漫画家になった経緯について、「ストーリーを書くのが好きで、誰かに読んで貰いたかった」と語っています。また、目標とする漫画家として柴門ふみの名前を挙げ、「人間を描ける漫画家になりたい」と抱負を述べました。

代表作

こやまゆかりの代表作の一つである『バラ色の聖戦』（2009年 - 2017年連載）は、テレビドラマ化もされ、大きな話題を呼びました。また、『Kiss』2017年8月号からは『やんごとなき一族』の連載を開始し、こちらも長期シリーズとなっています。

作風と評価

こやまゆかりの作品は、等身大のキャラクターと時代を捉えたストーリーが特徴で、多くの社会人女性や主婦層から支持を集めています。恋愛における普遍的な女性の喜びや悩み、不遇な立場を描いた作品は、幅広い年代の読者の共感を呼び、ロングセラーとなっています。

『バラ色の聖戦』は、連載終了後もデジタル配信で人気を集め、『BookLive』の「少女マンガ・女性マンガ部門2019年上半期ランキング」で第1位を獲得するなど、その人気は衰えを知りません。

多岐にわたる活動

こやまゆかりは、漫画家としての活動だけでなく、原作提供も行っています。また、2016年には高知県四万十市で原画展が開催されるなど、幅広い活動を展開しています。

こやまゆかりの作品は、テレビドラマ化もされており、社会現象を巻き起こすほどの人気を博しています。代表作に、『スイート10』(2008年)、『バラ色の聖戦』(2011年)、『ホリデイラブ』(2018年)、『やんごとなき一族』(2022年)などがあります。

こやまゆかりは、今後も多くの読者に共感と感動を与え続けることでしょう。

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