こんにちは!奥さん2時です

『こんにちは!奥さん2時です』の歴史

1975年3月31日から1977年9月30日まで放送された『こんにちは!奥さん2時です』は、主に主婦をターゲットにした昼のワイドショーであり、東京12チャンネル（現・テレビ東京）や近畿放送テレビ（KBS京都）、サンテレビが共同で製作しました。この番組は、東京12チャンネルが以前に放送していた『ファミリースタジオ230』を基にしており、視聴者にとっての居場所ともなるような、リラックスした雰囲気を醸し出していました。

番組の企画と放送形式

この番組が誕生した背景には、テレビ局間でのネットワークの再編成があります。1975年3月30日に行われたネットチェンジにより、毎日放送は西日本エリアでのブロックネット番組『スタジオ2時』を単独で製作することになりました。しかし、東京12チャンネルは、近畿地方での系列局として近畿放送テレビとサンテレビと共同で新たな企画を立てることになり、その結果が『奥さん!2時です』の続編となります。

放送時間と司会者

この番組の放送時間は、初めは月曜から金曜の14:00から14:55までの55分間でしたが、1975年10月以降は14:00から15:25までの85分間に拡大されました。司会者は、東京12チャンネル製作分では川口浩が起用され、近畿放送テレビ製作分では上岡龍太郎や久保田ひろみ、サンテレビ製作分では小曽根実と近衛真理の各司会者が担当していました。

その後の展開と影響

『こんにちは!奥さん2時です』が終了した後も、上記の3局は引き続き共同製作のワイド番組を放送しました。具体的には『ハーイ!2時です』『奥さま2時です』『ティータイム2』といった番組が続きました。しかし、1981年には『平光淳之助のひるワイド・2時の家庭百貨』が始まり、ネットワークの関係は保たれていたものの、近畿放送テレビとサンテレビは制作から外れることとなります。このことが、3局共同による最後の『2時ワイド』の放送につながりました。

この番組は、テレビ史の中で重要な役割を果たすだけでなく、主婦向けのエンターテイメントを提供し、視聴者にとって身近な存在となりました。今なお、その影響は後続番組や他のメディアに引き継がれています。

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