こんばんは北九州

『こんばんは北九州』の概要

『こんばんは北九州』は、NHK北九州放送局で2008年度から2012年度まで放送された夕方のローカルニュース番組です。この番組は、1997年春から放送されていた『NEWSシャトル北九州』の後を受けて、2008年3月31日にスタートしました。放送対象地域は北九州、筑豊、京築地域に加え、信号の届く山口県下関市なども含まれており、関門地域も框構成として視聴されました。

放送の背景と内容

2008年度の改編では北九州のローカルニュース枠が縮小され、昼間のニュースは福岡放送局からの放送に変更されました。そのため、『こんばんは北九州』は一日の中で初めてのエリア限定ニュースとなりました。番組の基本内容は福岡県関連のニュースですが、地域特性を考慮し、北九州や筑豊地方、山口県下関市のニュースが多く取り上げられる傾向にあります。この背景には、下関にテレビ中継局が設置される前、下関市が北九州局の放送対象エリアであったことがあります。また、大分県北部の視聴者も多いため、稀にこれら地域のニュースも放送されました。

天気予報は、18:35（2008年度は18:30）に放送される他、18:51には福岡から九州・沖縄の天気を、18:54以降は北九州から地域の天気を知らせる形が取られました。具体的な紹介エリアには、北九州、筑豊、福岡、山口県西部、大分県北部が含まれますが、筑後地方に関しての天気情報は扱われません。

各コーナーと特殊放送

番組の主なコーナーには、地域をリポートする『ふれあい町あるき』や、月末最後にその月のニュースを振り返る『ニュースファイル○月』、下関市の話題を届ける『下関だより』などがあります。また、地元サッカークラブ「ギラヴァンツ北九州」を取り上げる『VIVA!ギラヴァンツ』や、視聴者からのビデオを紹介する『てれびポスト』なども放送され、地域のイベントや季節ごとの情報が提供されました。

祝祭日は番組が休止され、代わりに18:45に北九州局からローカルニュースが放送されることがあり、この場合北九州のアナウンサーが登場します。一方、福岡から放送される内容もあるため、特定の番組に切り替わることも容易に行える形式が確立されていました。

終了と後継番組

2013年度に入ると、北九州局の番組が改編され、以降『ニュースブリッジ北九州』が後継番組としてスタートします。この新番組では番組枠が10分間短縮されますが、北九州局自身の内容は2分間増加する形となり、視聴者により焦点が当たるように調整されていました。

放送の影響と意義

『こんばんは北九州』は地域の情報を届ける重要な役割を果たしており、多くの視聴者に密着した内容が評価されていました。気象情報や地域行事に関する詳細なレポートは、地元住民の日常生活に欠かせない情報源となり、地域意識の向上にも寄与したといえるでしょう。番組が終了した後も、その活動や放送内容は多くの人たちの記憶に残り、北九州の地域情報を広げるきっかけとなりました。

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