ごめんやす馬場章夫のボラボラわーるど

ごめんやす馬場章夫のボラボラわーるど

『ごめんやす馬場章夫のボラボラわーるど』は、毎日放送ラジオ（MBSラジオ）で放送されていたラジオ番組で、2003年10月から2005年3月まで、毎週土曜日の11:30から13:30の時間帯にお届けされていました。この番組は、1972年から2003年まで平日帯で放送されていた『ごめんやす馬場章夫です』を週1回の生放送にリニューアルしたもので、パーソナリティの馬場章夫とアシスタントの鳥居睦子が引き続き登場していました。

番組名に含まれる「ボラボラ」という言葉は、馬場の造語であり、「好奇心を持ちながらブラブラする」という意味が込められています。このコンセプトは、番組全体のテーマにもなっており、リスナーに新しい発見や楽しみを提供することを目指しました。

この番組の特徴は、生放送のスタイルを維持しつつ、馬場が自身で取材した内容を報告するという形で展開されることです。持ち味は、取材音源を交えた情報提供であり、特に遠方や宿泊を伴う取材に挑戦する企画は、平日版では実現しづらかったものです。このような企画を通じて、リスナーには新得情報や未発見のスポットが紹介され、毎回の放送にワクワク感を持たせていました。

また、番組ではニュースや天気予報、交通情報などの定期的なコーナーも設けられており、リスナーの生活に役立つ情報が幅広く提供されていました。さらに、著作権に抵触しない部分を除いて放送音源を公式サイトで1ヶ月間オンデマンド配信するサービスもあり、聴き逃した回を再度楽しむことができました。このような工夫により、番組は多くのリスナーに愛され続けていました。

特に印象的だったのは、2004年9月4日に開港10周年を迎えた関西国際空港からの生放送で、その特別感が多くのリスナーに記憶されています。また、毎日放送ラジオで行われる選抜高校野球の期間中は放送を休止するなど、番組スケジュールにも柔軟に対応し、リスナーとの関係構築を図っていました。

2005年3月19日の放送をもって本番組は終了し、32年半にわたる馬場の生ワイド番組の歴史に幕を下ろしました。馬場はその後、同じ局で『ラジオの達人』という番組の木曜日に「JOBBB 馬場章夫のボラボラ放送局」を担当し、深夜番組へと再び復帰しました。これにより、平日版『ごめんやす』以来の新たな挑戦をスタートさせることになりました。

『ラジオの達人』は2008年に終了しましたが、当番組の内容や企画の一部は、馬場が家族と運営するインターネットラジオ「JOBBBラジオ ボラボラ大冒険!」に引き継がれ、播出され続けました。このように、『ごめんやす馬場章夫のボラボラわーるど』は、馬場章夫にとっての重要なキャリアの一環であり、リスナーにとっても今なお愛される存在となっています。

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