さいたま市立与野西中学校

さいたま市立与野西中学校

さいたま市立与野西中学校（さいたましりつ よのにしちゅうがっこう）は、埼玉県さいたま市中央区に所在する公立の中学校です。地域の教育拠点として、長年にわたり多くの子どもたちの学びを支えてきました。

沿革

本校の歴史は、昭和29年（1954年）4月1日にまで遡ります。この時、与野町立与野中学校の分校として、同じく与野町立であった本町小学校の敷地内に開設されました。開設当初は分校としての位置づけでしたが、翌年の昭和30年（1955年）4月1日には、与野中学校から正式に独立。これにより、与野町立与野西中学校として新たな一歩を踏み出しました。

開校からわずか1年半後の昭和31年（1956年）11月10日には、学校の移転が実施されます。現在の所在地である与野市鈴谷（当時）に新しい校舎が完成し、全学校機能がここに移されました。近代的な校舎での教育活動が開始されたことでしょう。

その後、地域社会の発展に伴い、昭和33年（1958年）7月15日には与野町が市制を施行し、与野市が誕生しました。これに伴い、学校名も与野市立与野西中学校と改称され、市の名を冠する学校となりました。

そして、平成の時代に入り、県内の大規模な市町村合併が進められました。平成13年（2001年）5月1日には、浦和市、大宮市、与野市の3市が合併し、現在のさいたま市が発足。これにより、学校名も現在のさいたま市立与野西中学校へと変更され、今日に至っています。創立から約半世紀を経て、地域の変遷とともにその名称も変化してきましたが、与野西中学校としての歴史と伝統は受け継がれています。

主な出身者

本校からは、様々な分野で活躍する著名な卒業生を数多く輩出しています。

芸術・文化・芸能

この分野では、フリーアナウンサーとしてメディアで活躍されている青木裕子氏、長野放送のアナウンサーを務める西尾佳氏が本校の卒業生です。また、アニメやゲームなどで多くのキャラクターに命を吹き込んでいる声優の綿貫竜之介氏も与野西中学校で学んだ一人です。

スポーツ

スポーツ界においても、多くの実力者を輩出しています。サッカー指導者として尽力されている広瀬治氏をはじめ、サッカー日本代表のゴールキーパーとして世界で活躍し、現在はジュビロ磐田に所属するプロサッカー選手の川島永嗣氏も本校の出身です。他にも、プロサッカー選手としてブラウブリッツ秋田でプレーする高瀬優孝氏、海外のKVコルトレイクに所属する角田涼太朗氏などがいます。女子バレーボール界では、V.LEAGUE DIVISION1のKUROBEアクアフェアリーズに所属する細沼綾氏も本校で青春時代を過ごしました。

アクセス

さいたま市立与野西中学校へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合、JR埼京線の与野本町駅が最も便利です。与野本町駅からは徒歩でおよそ7分程度と、駅から近い場所に位置しており、通学にも恵まれた立地と言えます。

関連項目

埼玉県中学校一覧

外部リンク

さいたま市立与野西中学校 - 公式ウェブサイト

以上、さいたま市立与野西中学校に関する概要と歴史、そして学校を巣立った著名な卒業生についてご紹介しました。地域に根ざした教育機関として、今後も多くの生徒たちがここで学び成長していくことでしょう。

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