さくらんぼブービー

さくらんぼブービー：異彩を放ったコント革命児

さくらんぼブービーは、鍛治輝光と木村圭太によって1999年に結成されたお笑いコンビです。2009年に一度解散しましたが、2016年に再結成を果たし、再び活動を開始しました。彼らの持ち味は、シュールで予測不能なショートコント。見る者を独特の世界観に引き込みます。

メンバー

鍛治 輝光（かじ てるみつ）
1977年12月22日生まれ、千葉県千葉市出身。B型。身長180cm。
かつては「糸瓜虫 輝光（へちまむし てるみつ）」という芸名で活動していました。
解散後はピン芸人「カジ」として活動。
ゲームやフィギュアなど、サブカルチャーを好む。

木村 圭太（きむら けいた）
1977年8月30日生まれ、千葉県千葉市出身。O型。身長177cm。
以前は「苺森 圭太（いちごもり けいた）」という芸名を使用。
解散後は放送作家に転身。
音楽制作（DJ、ギターなど）を趣味とする。

概要

高校時代、鍛治と木村はクラスメートでした。しかし、そのキャラクターは対照的。鍛治は真面目でおとなしいタイプだったのに対し、木村はヤンキーで学園祭の人気者でした。当初、鍛治は木村のパシリのような存在だったそうです。

専門学校卒業後、それぞれ就職しましたが、1999年に「さくらんぼブービー」を結成。M-1グランプリでは準決勝に進出した経験も持ちます。「コント革命児」「未来派ショートコント」といったキャッチフレーズで知られ、「笑いの金メダル」などでその名を広めました。

2009年に解散を発表。木村は放送作家として裏方に回り、鍛治はピン芸人「カジ」として活動を続けました。2014年には、いとうせいこうの呼びかけで一夜限りの復活を果たし、2016年に正式に再結成。2017年には「ネプ&ローラの爆笑まとめ!」に出演しました。

再結成後も、鍛治はピン芸人として、木村は作家として活動する傍ら、コンビとしても不定期に活動しています。木村は「声がかかればいつでもコンビとして活動したい」と語っています。

芸風

彼らの芸風は、どちらがボケともツッコミともつかない独特のショートコントの連発です。

代表的なネタに「鍛治君じゃない？」があります。鍛治が様々なもの（ライオン、ゴキブリ、チェーンソーなど）の形態模写をしているのを見た木村が、最初は本人だと気づかず、最終的に「鍛治君じゃない？」と問い詰めるという内容です。

また、鍛治がコントの合間に発する奇声「ヴァ〜〜ア゛（？）」は、マリオが土管に入る時の音をイメージしているとのことです。

「笑いの金メダル」では、遠近法や床を使ったユニークな芸を披露していました。

エピソード

「虎の門外伝 お笑いタイガーズゲート」出演時、くりぃむしちゅー上田に「さくらんぼブービーは病院に行った方がいい」と言われたことがある。
鍛治はアーケードゲーム「三国志大戦」の全国ランキング上位に入るほどの腕前で、公式大会にも出場。
小島よしおをサンミュージックに誘ったのは、さくらんぼブービーである。
木村は小島よしおのネタBGM（現行版）を作曲している。
鍛治の兄は東京03の飯塚悟志と高校の同級生。飯塚が楽屋で鍛治を兄と勘違いし、「あれ？鍛治君じゃない？」と声をかけた。
爆笑オンエアバトルで、計量時に得点が低かったため、自分の頭を乗せて重量を増やそうとしたところ、計量器が壊れてしまった。

出演

数々のテレビ番組、ラジオ、CMに出演。以下はその一部です。

BACK-UP!（フジテレビ）
笑いの金メダル（朝日放送）
爆笑オンエアバトル（NHK総合）
オールナイトニッポンR（ニッポン放送）
マツモトキヨシ（CM）
資生堂「uno」（CM）

DVD

さくらんぼブービー〜さくらんぼディスコ〜
ギガンティック

さくらんぼブービーは、その独特な世界観と予測不能な笑いで、多くのファンを魅了しました。彼らの今後の活動にも注目です。

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