さぬきこどもの国

さぬきこどもの国：空港隣接の複合型児童館

香川県高松市香南町に位置する『さぬきこどもの国』は、県内唯一の大規模な児童館です。高松空港の滑走路に隣接しており、公園や遊具、プラネタリウムといった多様な施設を備えた複合施設として、子どもたちの健全な育成と地域社会の発展に貢献しています。

多彩な施設と魅力

さぬきこどもの国は、広大な敷地に様々な施設が点在しています。中心となるのは、わくわく児童館をはじめ、子どもたちが自由に遊べる芝生広場や、自転車コース、サイクルセンターです。

特に目を引くのは、YS-11型航空機（元エアーニッポン機）と琴電60形電車62号の実物展示です。YS-11型航空機は土日祝日や春休み、夏休み期間中に機内公開されており、航空ファンにも人気のスポットとなっています。琴電60形電車は常時公開され、歴史を感じさせる車両を見学できます。

さらに、高松空港の滑走路がすぐそばにあるため、離着陸する飛行機を間近で観覧できます。迫力満点の光景は、家族連れや航空ファンを魅了し、多くの来場者が飛行機の撮影やスポッティングを楽しんでいます。

施設は大きく分けて「核エリア」「西ウイングエリア」「東ウイングエリア」の3つに分けられます。核エリアには、児童館、サイクルセンター、芝生広場、電車展示場などが集中しています。西ウイングエリアには、スペースプラザ、サイクルルート、マウンテンバイクルート、フライングプラザがあり、広大な敷地を活かしたアクティビティが楽しめます。東ウイングエリアには、お花畑、YS-11展示場、プレイプラザ、展望テラスなどがあります。また、敷地内には順陵の石獅子も存在します。

休憩には、軽食を提供する喫茶コーナーが便利です。うどんやパスタ、ご飯物など、手軽に食事をとることができます。ミュージアムショップでは、近隣のロイヤルファームアカマツが運営するジェラートショップがあり、ここでしか味わえない地元の味を楽しむことができます。

アクセスと周辺環境

さぬきこどもの国へのアクセスは、高松市中心部から車で約35分です。以前は、高松空港とさぬきこどもの国を結ぶシャトルバスが運行されていましたが、2016年5月1日を最後に廃止されています。公共交通機関を利用する場合は、高松市中心部からバスやタクシーを利用することになります。

周辺には、さぬき空港公園、高松空港、高山航空公園などがあり、これらの施設と合わせて一日を楽しむことも可能です。

まとめ

さぬきこどもの国は、空港のすぐそばという立地を生かした、航空機展示や飛行機の離着陸観覧など、他にはない魅力を持つ大型児童館です。子どもから大人まで楽しめる多様な施設と、美しい自然環境の中で、充実した一日を過ごすことができるでしょう。家族連れはもちろん、航空ファンにもおすすめのスポットです。

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