さぬき高松まつり

さぬき高松まつり：香川を彩る夏の祭典

さぬき高松まつりは、香川県高松市で毎年8月12日から14日にかけて開催される、香川県を代表する夏の祭典です。約58万人の人出を誇り、県内外から多くの人々が集まります。

歴史と変遷

このまつりの起源は、1951年に始まった「高松港まつり」と、1947年から屋島山上で行われていた盆踊り大会の2つに遡ります。「高松港まつり」は、漁船のパレードや花火大会などを催し、後に高松中央商店街が加わり「商工港まつり」へと発展しました。

両まつりの統合を機に、1964年、「さぬき高松まつり」として新たなスタートを切りました。第40回までは8月11日から4日間開催されていましたが、現在は3日間の開催となっています。

長年に渡り地域住民や県内外からの参加者を楽しませてきた一方で、歴史を振り返ると、幾度かの中止を経験しています。1973年と1994年は異常渇水により、2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となりました。さらに、花火大会は、県立体育館の工事の影響で2022年も中止となりましたが、2023年には規模を縮小して再開されました。2024年度はさらに規模を拡大して開催される予定です。

会場と主なイベント

まつりは、高松市立中央公園をメイン会場に、高松中央商店街、高松シンボルタワー、サンポート高松（高松港）など、高松市内の複数の会場で開催されます。花火大会はサンポート高松のどんどん高松で行われ、約12,000発の花火が夜空を彩ります。無料観覧エリアのほか、観覧船や有料席も用意されています。

総踊りは、13日に前夜祭、14日に本番が行われます。国道11号中央通り会場では、伝統民謡をアレンジした「さぬき高松まつりのテーマ」に合わせて一元放送連が演舞し、高松市役所前では自由連がそれぞれのオリジナルテーマで踊ります。総踊りAWARDでは、それぞれの連から優秀な連が表彰されます。

その他、まつり前には地元大学生によるPR部隊「ものっそ隊」が活躍し、地元商店街によるプレイベントなども行われます。まつり期間中には、ゆかたグランプリ、さぬきうどん大食い選手権、アーティストのライブ、ダンスパフォーマンス、お笑い芸人ライブ、24時間テレビチャリティー、お化け屋敷、サンセット納涼まつり（ビアガーデン）、遊ばナイト高松（商店街イベント）、まつりフォトコンテストなど、多様なイベントが開催され、来場者を楽しませます。

アクセス

メイン会場である高松市立中央公園へのアクセスは、ことでん瓦町駅が最寄りです。

まとめ

さぬき高松まつりは、歴史と伝統、そして現代的なエンターテイメントが融合した、香川を代表する夏の風物詩です。地域住民の熱意と、多くの参加者によって支えられ、毎年盛大に開催されています。今後、さらに発展し、多くの人々に感動と活気を届ける祭典となることが期待されます。

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