さまぁ〜ずの神ギ問

『さまぁ〜ずの神ギ問』（通称：神ギ問）は、フジテレビ系列で2015年 10月17日から2018年 9月29日まで放送されていた、さまぁ〜ずの冠バラエティ番組です。全114回が制作・放送されました。

番組概要とコンセプト

この番組は、「本気で調べて欲しい疑問を探すトーク番組」というコンセプトのもと、世の中の様々な疑問に光を当てました。視聴者や芸能人から寄せられた疑問に対し、さまぁ〜ずと毎回異なるゲストが「神ギ問」か「グ問」かを判定します。「神ギ問」と認定された疑問は、番組側がその真相を徹底的に調査し、明らかになった答えを公表しました。調査VTRの冒頭では、インターネット検索（GoogleやYahoo!知恵袋など）で明確な解答が見つからないことを確認する様子が示されることも、番組の一つの特徴でした。

放送時間の変遷

番組の放送時間は、開始当初から数度の変更を経て変遷しました。

2015年 10月17日：土曜 1:25 - 1:55（金曜深夜）に放送開始。
2016年 4月16日：土曜 0:55 - 1:25（金曜深夜）に30分繰り上げて放送。
2016年 10月2日：日曜 13:00 - 13:30に移動。この時期から、認定された「神ギ問」はその回のうちに解答VTRで発表されるパッケージ形式に構成が変化しました。
2017年10月21日：土曜 19:00 - 19:57のゴールデンタイムに進出。放送時間が57分に拡大され、全国ネットでの放送となりました。これは、さまぁ〜ずにとってフジテレビのゴールデンタイムでの初のレギュラー番組でした。

レギュラー放送に加え、金曜深夜・日曜昼時代にもゴールデンタイムでの単発スペシャルが3回放送され、好評を博しました。

番組の進行

番組は主に二つのパートで構成されていました。

1. 疑問認定会議（神ギ問トーク）：番組前半で行われる、疑問を判定するパート。さまぁ〜ずとゲストが、紹介された疑問に対して「知りたい」などの興味度に応じてリンゴの数を増減させます。合計のリンゴが満点になると「神ギ問」に認定され、番組が調査を約束します。満点に満たない場合は「グ問」となり、深夜・日曜昼時代は調査されませんでしたが、土曜ゴールデン以降は簡単な調査結果が発表されることもありました。このコーナーのスタジオセットや出演者の衣装は青色で統一されていました。
2. 答え解明会議（解答VTR）：番組後半で行われる、「神ギ問」の調査結果を発表するパート。フジテレビの男性アナウンサーがナレーションを担当し、詳細な調査過程と答えをVTR形式で伝えます。このコーナーは赤色基調のセットや衣装が特徴でした。

その他、放送の最後にその回で扱った疑問と解答を振り返る「本日の疑問おさらい」や、「神ってる瞬間」「神ランキング」といったサブコーナーも設けられました。

特徴的な企画

カミギマン：日曜昼時代に誕生した、三村マサカズ直筆による番組マスコットキャラクター。
生放送：2017年 4月30日には初の生放送を実施。調査員を務めた宮城舞による「47都道府県の苗字はどこまでいるの？」企画の経過報告と、視聴者への緊急募集が行われました。
疑問カメラ：2018年 1月13日から導入された企画。全国各地にカメラを設置し、一般の人々から疑問を募集しました。
テーマ別放送：2018年に入ってからは、お金や食といった特定のテーマに沿った疑問を中心に扱う放送回もありました。
Twitter連携：番組公式Twitterでは、放送されなかったグ問の配信や、フォロワーの支持が多かったグ問を調査するWEB限定企画も展開されました。

番組の終焉

2018年 9月1日の放送で、同年9月29日をもって番組が終了することが発表されました。最終回は1時間半の拡大版として放送され、通常のスタジオではなくリハーサル室で疑問認定会議が行われるなど、特別な演出がなされました。過去に寄せられた全ての疑問が壁に貼り出され、さまぁ〜ずがその中から「神ギ問」を選ぶ形式でした。番組後半では、過去の未解決「神ギ問」の答え解明会議も行われました。さまぁ〜ずと進行の宮司愛海アナウンサーのみが出演し、ゲストは登場しませんでした。約3年間の放送の歴史に幕を下ろした最後の解答は、2016年5月7日に神ギ問認定された「『失うものがない人』と『守るべきものがある人』はどちらが本当は強いの？」でした。

主な出演者

レギュラー：さまぁ〜ず（三村マサカズ、大竹一樹）
進行：宮司愛海（フジテレビアナウンサー）
調査員：宮城舞（特定の企画に参加）

番組テーマソングにはSEKAI NO OWARIの「Death Disco」が使用され、オープニング、エンディング、BGM、SEなど、番組全体を彩りました。

奇妙な疑問を探求するスタイルや一部のスタッフに、かつて同局で放送された『トリビアの泉』との共通性も指摘されていました。

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