さよならも言わずに

シングル『さよならも言わずに』の詳細

崎谷健次郎によるシングル『さよならも言わずに』は、1990年3月21日にリリースされました。この曲は彼の通算8枚目のシングルとして位置付けられており、カップリング曲として『冬の時計台』が収録されています。本シングルは、アルバム『ただ一度だけの永遠』の先行シングルとしても知られています。

プロデュースと収録情報

この楽曲は、崎谷自身がプロデュースを手掛けており、彼のクリエイティブな側面が強く反映された作品です。特に、収録されている『さよならも言わずに』は、松井五郎による作詞が施され、崎谷による音楽的なアレンジと演奏が特徴的です。また、音楽資料には、リミックスバージョンがアルバム『ただ一度だけの永遠』や、『崎谷健次郎 GOLDEN☆BEST』に収録されていることが示されています。このリミックスは、オリジナルとは異なる魅力を引き出しており、アーティストとしての工夫が感じられます。

加えて、6thインストゥルメンタルアルバム『KENJIRO SAKIYA MUSIC BOX vol.1 〜pastel spring〜』では、オルゴールバージョンも楽しむことができ、これにより楽曲の新たな解釈が広がります。

参加ミュージシャン

『さよならも言わずに』の制作には、多くの優れたミュージシャンが参加しています。崎谷健次郎は、コンピュータープログラミング、ボーカル、コーラスを担当し、全体の楽曲構成に大きく寄与しています。さらには、大竹徹夫・遠山淳がシンセサイザーのオペレーターを担い、武部聡志がピアノとストリングスのコンダクターとして参加しています。江口信夫がドラム、高水健司がベース、是永巧一がエレクトリックギター、吉川忠英がアコースティックギターを担当しており、各パートが見事に融合することで、作品全体に深さを与えています。

一方の『冬の時計台』においても、崎谷健次郎がコンピュータープログラミングとキーボードを担当し、シンセオペレーターには大竹徹夫が名を連ねています。さらに、江口信夫がドラム、高水健司がベース、鳥山雄司がエレクトリックギターを演奏し、パーカッションには木村誠が参加しています。また、ストリングス部分にはロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラが起用されており、倉田信雄がその指揮を務めている点も注目です。

ディスクジャケット

CDジャケットには、崎谷がロンドン滞在中に撮影した写真が使用されています。このビジュアルは彼の音楽と同様に、独自の世界観を提示しています。また、デザインおよびアートディレクションは熊野明によって行われており、視覚的にも魅力的な要素が加わっています。

『さよならも言わずに』は、音楽ファンにとって聴きごたえのある作品であり、それぞれの楽曲からは崎谷健次郎の確固たるクリエイティブさが伝わってきます。

もう一度検索