しまなみ造船

しまなみ造船株式会社の概要

しまなみ造船株式会社は、愛媛県今治市伯方町に本社を置く造船メーカーであり、今治造船グループの一員です。この会社の歴史は大正時代にまで遡り、元々は渡邉造船株式会社として波止浜で設立されました。1952年に伯方町へ移転し、1975年には今治造船のグループ会社となりました。

2005年4月に新たに設立されたしまなみ造船は、特に船台を利用した船腹建造に特化した造船所として知られています。現在でも38,000DWTのばら積み運搬船（BARI-STAR）の建造をはじめ、今治国際ホテルの宿泊者限定で新造船の進水見学式を行うなど、地域との関わりも大切にしています。

沿革

しまなみ造船の沿革を振り返ると、2005年に設立されたのち、2006年には新組立工場が完成しました。翌年の2007年には、造船能力を拡大するために第2号船台の延長作業を行い、60,000D/Wの対応が可能となりました。また、300Tの大型クレーンも設置し、建造能力の向上を図りました。さらに、2009年には桟橋の設置工事を行い、70Tクレーンを設置しました。

2010年には船台横の岸壁が埋め立てられ、新組立工場の延長も行われました。これに続き、2014年には艤装桟橋が延長され、40Tクレーンも新たに設置されることで、さらなる生産能力の向上が実現しました。

事業所及び建造能力

しまなみ造船の本社および工場は、愛媛県今治市伯方町伊方甲2321番地に位置し、最新の技術と設備を用いて高品質な船舶を建造しています。特に第2号船台のサイズは、長さ200m、幅34mで、各種船舶の建造に対応できる設計となっています。

まとめ

しまなみ造船株式会社は、今治造船グループの中でも専門的な造船を行う企業として発展してきた歴史があります。地域密着型の企業であり、進水見学式などを通じて地元との協力関係を築いています。造船業界の中でも独自の地位を確立しており、今後もさらなる発展が期待される会社です。

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