じしゃばん

深夜バラエティ番組『じしゃばん』の概要

『じしゃばん』（JISHABAN）は、2005年4月から2014年9月までの約9年間、青森テレビ（ATV）で放送された人気の深夜バラエティ番組です。番組は主にATVのアナウンサーたちによって構成され、地域の情報やエンターテインメントを交えた多彩な企画が展開されました。

番組の形式とコーナー

『じしゃばん』は、特定のコーナー名を持たず、2人の女性ディレクターが交代で番組を制作するユニークなスタイルを採用しました。「クロD」と呼ばれる黒澤明美ディレクターが担当する際は、ラジオのDJのような雰囲気で収録が行われ、録音室からの放送が中心でした。一方、もう一人の「さとD」ことSTだいちディレクターが担当する時は、社内の様々な場所を訪れて収録されるスタイルでした。これにより、視聴者は異なるテイストの番組を楽しむことができました。

代表的なコーナー

番組の中心的なコーナーには、映画を紹介する「シネマぽけっと」と音楽を紹介する「ミュージックぽけっと」がありました。特に「ミュージックぽけっと」では、アーティストが自身の楽曲について語るインタビューや、ミュージックビデオの放映が行われ、視聴者に新たな音楽を届けました。また、エンディングでは月ごとにミュージックビデオを流す「＊月の〆曲」が設定され、番組の締めくくりを飾りました。

番組の進化と過去の人気コーナー

『じしゃばん』が放送されていた期間中、番組は数々のパートが展開されました。その中には、青森県内の市町村を探訪する「小川くんが行く！」や、アナウンサーたちが協力して野菜を育てる「べじたぼー日記」など、当地の特色を反映したコーナーが豊富にありました。特に「小川くんが行く！」は、青森県内の旧市町村を巡り、視聴者からの質問に答える形で地域を紹介することで人気を博しました。

『じしゃばんど!!』の誕生

2012年からは、ATVの女性アナウンサーたちによって結成されたバンド「じしゃばんど!!」が注目を集めました。この企画は、アナウンサーたちの特技を生かしたもので、メンバーたちは実際に楽器を演奏し、地域のイベントなどでパフォーマンスを披露しました。特にAKB48の「GIVE ME FIVE!」を演奏したときは、大きな話題となりました。この活動は最終的に2014年に終了しましたが、視聴者にとっては思い出深いイベントの一つとなりました。

放送時間の変遷

『じしゃばん』は、放送開始から最終回までの間に放送時間が数回変更されました。初期は土曜日の深夜に放送されていたこの番組は、その後、火曜日、木曜日の不定期放送に移行しました。特に他の番組との兼ね合いで時間が変わることも多く、視聴者は適宜その時間を確認する必要がありました。

最後に

『じしゃばん』は、青森テレビの地域密着型エンターテインメントとして、多くの視聴者に親しまれました。アナウンサーたちの個性溢れる企画や地域に根ざした内容で、青森県の魅力を広く伝える役割を果たしていました。放送終了後も、その思い出が多くの人々の心に残り続けています。

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