青森テレビ

株式会社青森テレビ（ATV）の概要と歴史

株式会社青森テレビ（Aomori Television Broadcasting Co., Ltd.）は、青森県を中心に地域向けのテレビ放送を行う特定地上基幹放送事業者で、一般にはATVと略称されています。このテレビ局は1969年に開局し、以来地域住民に密着したニュースや娯楽コンテンツを提供することで、青森県民の日常に根ざしたメディアとしての役割を果たしてきました。

ロゴとキャラクター

青森テレビのロゴは、伝統的な斜体文字を用いたデザインで構成されています。特に、「あいてるサーチ」のCMでは、各アルファベットに目を持たせたバージョンが使用され、独自のキャラクター性を持っています。その中でも、2006年には一般公募で選ばれたステーションキャラクター「山田じん子」が登場し、「ハートにジンジン、ATV」というキャッチフレーズで親しまれています。

株主と影響

東奥日報社や朝日新聞社が青森テレビの主要な株主であり、そのうち東奥日報社は大株主です。しかし、青森放送や青森朝日放送とは異なり、新聞社の影響は最小限に留まっています。その理由は、加盟しているJNNが特定の新聞の色を出さないことを条件にしているからです。地元新聞社の出資が必要なため、東奥日報社が株式を保有しています。

事業所と取材エリア

青森テレビの本社は青森市松森にあり、同じく松森には青森放送の局舎も位置しています。県内には弘前や八戸、むつなどに支社や支局を設け、各地域のニュース取材を行っています。これにより、広範囲な地域の情報を視聴者に届けています。

支社・支局の所在地

• - 青森支社：青森市松森1丁目4番8号
• - 弘前支社：弘前市大字上鞘師町18番1号
• - 八戸支社：八戸市大字長苗代字二日市10番3号
• - むつ支局：むつ市金谷1丁目5番20号
• - 仙台支局：仙台市青葉区大町1丁目2番1号
• - 東京支社：東京都港区赤坂2丁目5番8号
• - 大阪支社：大阪市西区江戸堀1丁目3番3号

これらの支社と支局は、地域特有の情報やニュースを精力的に集め、放送の品質を向上させています。特に東京支社は、青森テレビで報道される一部のニュースの取材を担っており、全国からの情報にも対応しています。

放送開始時の背景

青森テレビは1968年に青森県にUHF波の民放第2局としての周波数を割り当てられ、1969年12月に青森放送に次いで開局しました。その後すぐにJNNニュースをネットし、取材・配信活動を励んできました。この際、最初の番組は「芥川也寸志の土曜パートナー」であり、開局時からカラー放送も展開しました。

視聴者とのつながり

青森テレビは地域に密着した番組制作を行っており、視聴者との関係を深めるため、様々なイベントやキャンペーンを実施しています。たとえば、「チーム守るべ青森」キャンペーンなど、地域住民の参加を促す活動を展開し、地域文化の保護や振興にも寄与しています。

現在の番組とタレント

現在、青森テレビでは多様な自社制作番組を放映しています。「わっち!!」や「ATV天気予報」などがあり、地域の情報をリアルタイムで提供しています。また、地域情報番組に加え、全国番組の遅れネットも行っています。アナウンサー陣も代々継承されており、視聴者からの信頼も厚く、地域に根付いたメディアとして存在感を示しています。

終わりに

青森テレビは、地域の声を反映し、多様な情報を届ける重要な役割を果たしています。今後も青森県民の生活に寄り添った放送を展開し、新たな価値を創造していくことでしょう。

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