じゃあね

おニャン子クラブのシングル『じゃあね』



『じゃあね』は、おニャン子クラブの3枚目のシングルとして、1986年2月21日にキャニオン・レコードから発売されました。この楽曲は、おニャン子クラブにとって初めてのオリコンシングルチャート1位を獲得し、また、同グループで最も売上の多いシングルとしても知られています。

メインボーカルを務めたのは中島美春であり、実質的にはほぼ彼女のソロ楽曲といえるものです。当初、楽曲は「中島美春 with おニャン子クラブ」という名義での発売が予定されていましたが、本人の意向により「おニャン子クラブ」という名義に変更されました。この変更に関して、フジテレビの番組『夕やけニャンニャン』では、元々の名義での放送が行われましたが、後のランキングなどは中島美春の名義で掲載されています。

「じゃあね」は、卒業する中島美春への別れの曲とされており、同じくおニャン子クラブを卒業した河合その子も制作に関与していました。当初のレコードジャケットには河合の姿は見られませんが、発売告知ポスターには彼女もソロで登場しています。曲の意図は、中島美春の卒業後も河合その子が芸能界に残り、その後も活躍することを願ってのものであり、中島自身もこの意図に対して承諾を得ています。

中島が卒業した後は、他のメンバーも参加してこの楽曲を歌うようになり、その後もメンバーの卒業や活動休止の際に歌われることが多くありました。このように「じゃあね」は、ただの楽曲以上の意味を持った作品となったのです。

さらに、本楽曲は2008年に放送されたテレビ朝日の『仮面ライダーキバ』にて、当時の時代背景を表現するためによく使用されました。また、2013年に放送されたNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』でも一部の時代設定が1986年であり、その影響でこの曲も流れる場面がありました。

収録曲


このシングルの全作詞を手掛けたのは秋元康で、編曲は佐藤準が担当しています。主な収録楽曲は以下の通りです。
  • - じゃあね
作曲：高橋研
  • - アレレレ
作曲：佐藤準

収録作品


この楽曲は多くのアルバムに収録されています。特に重要なものは以下の通りです：

浜田翔子によるカバー


さらに、グラビアアイドルの浜田翔子がこの曲をカバーし、彼女の4枚目のシングルとして2008年3月26日に発表されました。リリースの際には、タイトル曲のプロモーションビデオとメイキング映像、特典映像も収められたDVDも同時にリリースされています。

収録曲（浜田翔子盤）

  • - じゃあね
  • - 雨のち晴れ
作詞：早川矢寿子 / 作曲：近藤昭雄
  • - じゃあね（オリジナル・カラオケ）
  • - 雨のち晴れ（オリジナル・カラオケ）

このように『じゃあね』は、おニャン子クラブの代表曲として、そして数世代にわたって愛される楽曲として、多くの人々の記憶に残り続けています。

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