すさみインターチェンジ

すさみインターチェンジの概要

すさみインターチェンジ（すさみIC）は、和歌山県西牟婁郡すさみ町に位置する紀勢自動車道のインターチェンジです。このインターチェンジは、地域活性化インターチェンジとしての役割を持ち、地元経済の振興を目指しています。2012年に設置が決定され、2015年に供用を開始しました。

歴史

すさみICの設置に至るまで、すさみ町にはインターチェンジが必要とされていました。しかし、これまでは中心部から離れた場所にある江住地区にのみインターチェンジが存在しました。そのため、日置川ICとすさみICの間には約15キロメートルという距離があり、この区間は紀勢自動車道のインターチェンジ間で最長となっていました。

このような状況を受けて、すさみ町の関係者は中心部に新たなインターチェンジの設置を強く要望しました。その声を受け、和歌山県が具体的な計画を立案し、2012年4月4日に国土交通省に対して新たなインターチェンジの追加設置を申請しました。これが認可され、同年4月20日にすさみICの設置が正式に決定されました。

当初このインターチェンジは「すさみ西IC（仮称）」という名称で呼ばれていましたが、2015年5月28日に正式に「すさみIC」と名付けられました。同時に、江住地区に建設されることが予定されているインターチェンジは「すさみ南IC」と呼ばれることになりました。

開通と周辺施設

すさみICは、2015年8月30日に南紀白浜ICからすさみ南IC間の開通に伴って正式に供用が開始されました。このことで、地域の交通利便性が大いに向上しました。

インターチェンジの周囲には、すさみ町役場や和歌山県立南紀高等学校の周参見分校、JR西日本紀勢本線の周参見駅があり、地元住民や観光客にとって便利な交通拠点として機能しています。また、近隣には美しい枯木灘が広がっており、観光名所としても知られています。

道路整備と料金所

すさみICは、E42 紀勢自動車道の一部であり、和歌山県道38号すさみ古座線と接続しています。このインターチェンジは、新直轄方式が採用されているため、利用者が料金を支払うための料金所は設置されていません。これにより、交通の流れがスムーズになり、利用者の負担も軽減されています。

隣接インターチェンジ

すさみICの隣には、日置川ICとすさみ南ICがあり、紀勢自動車道の主要な交通ルートを成しています。これらのインターチェンジも地域の交通円滑化に寄与しており、すさみICはその中で重要な役割を果たしています。

このように、すさみインターチェンジは、地域活性化や観光振興を目指した重要な交通インフラとして、その存在意義を高めています。今後も地域の発展に貢献し続けることが期待されています。

もう一度検索