すっごいFEVER!/Wake-up Call〜目覚めるとき〜/Neverending Shine

モーニング娘。'23の73枚目となるシングル「すっごいFEVER!/Wake-up Call〜目覚めるとき〜/Neverending Shine」は、2023年10月25日、アップフロントワークス（zetimaレーベル）より発売されました。

このシングルは、グループにとっていくつかの重要な意味を持つ作品となっています。まず、17期メンバーである井上春華と弓桁朱琴にとって初めてのシングル参加作品となります。同時に、9期メンバーで長年グループを支えてきた譜久村聖のラストシングルでもあります。

収録楽曲は3曲。表題曲「すっごいFEVER!」は、つんく♂がコロナ禍以前に制作を開始した楽曲をベースに、譜久村聖の卒業シングルにふさわしい内容に再構築されたものです。松原憲による印象的な低音ボイスも特徴的で、当初は「Fever Whenever 上等」というタイトル案もありましたが、最終的にはよりキャッチーな現在のタイトルに決定しました。

2曲目「Wake-up Call〜目覚めるとき〜」は、星部ショウと大久保薫の合作による楽曲です。大久保薫がモーニング娘。の楽曲制作に参加するのはこれが初めてであり、軽快なメロディーと過去の楽曲を彷彿とさせる歌詞が印象的です。星部ショウと大久保薫は、2022年秋に楽曲制作の約束をし、2023年の春に本格的な制作がスタートしました。

そして3曲目「Neverending Shine」は、譜久村聖の卒業を記念した楽曲です。ほぼ全編を譜久村聖のソロ歌唱で構成されており、アーティスト名は「モーニング娘。'23 feat. 譜久村聖」となっています。「自分がもう一人いたら」というコンセプトで歌詞が書かれており、譜久村聖のモーニング娘。への想いが深く込められた、感動的な楽曲に仕上がっています。

シングルは、初回生産限定盤A・B・C・SPと通常盤A・B・Cの計7形態でリリースされました。初回生産限定盤にはBlu-ray Discが付属し、通常盤には各楽曲の衣装を身につけたメンバーのソロ写真と集合写真がランダムで1枚封入されたトレーディングカードが封入されています。

「すっごいFEVER!」は、山口放送「KRY Morning Up」、長崎国際テレビ「AIR」、TVh「スイッチン!」のタイアップ楽曲として、また「Wake-up Call〜目覚めるとき〜」は、TBSテレビ「ふるさとの未来」、テレビ東京「ハロドリ。」、FM FUJI、ラジオ日本のタイアップ楽曲として使用されました。これらのタイアップを通じて、より多くのリスナーにモーニング娘。'23の音楽が届けられました。

このシングルには、9期から17期までのメンバー全員が参加しており、世代を超えたモーニング娘。'23の結束と、新たな時代の幕開けを感じさせる、記念碑的な作品と言えるでしょう。様々な映像作品も制作されており、YouTubeなどで視聴可能です。楽曲のレコーディング風景やダンスレッスン、ミュージックビデオなど、制作過程の一端に触れることができるのも、ファンにとっては嬉しいポイントです。楽曲の歌詞は「歌ネット」などで確認できます。

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