長崎国際テレビ

株式会社長崎国際テレビ（NIB）

概要

株式会社長崎国際テレビ（Nagasaki International Television Broadcasting, Inc.）は、長崎県を放送対象地域とする特定地上基幹放送事業者です。1991年4月1日に開局し、長崎県内の民放テレビ局では4番目、日本テレビ系列のフルネット局では29番目の位置づけにあります。略称はNIBで、コールサインはJOXH-DTVです。

開局に際し、元々佐賀県の民放第2局向けに割り当てられていたUHF波が長崎県の4局目として振り替えられた結果、NIBが設立されました。社屋は長崎市中心部にあり、長崎電気軌道の線路が近くを通っています。また、同ビルには読売新聞の長崎支局も入っています。

社屋と設備

長崎国際テレビの社屋には、開局時に設立されたNIBホールがありましたが、現在は報道制作フロアとして利用されています。社屋の入口からは、出島跡地の景色も見ることができ、地域の文化と歴史が身近に感じられます。公式ロゴは、開局以来のものと15周年を記念して作られたものの2つがあります。

番組制作

NIBは日本テレビの関連会社である株式会社長崎ビジョンと協力し、さまざまな番組を制作しています。スタジオが狭いため、特番や人気番組の一部は1階のロビーから放送することが多いです。特に『24時間テレビ』の地域パートや『あさじげZ』、『ひるじげドン』などの番組はその一例です。多くの地元タレントが出演することで親しまれています。

資本構成

長崎国際テレビは、日本テレビホールディングスの大株主であるフジ・メディア・ホールディングスも出資しており、互いの経営には連携が見られます。また、長崎バスが株主として名を連ねており、開局当初からは自社のバスに看板番組の広告を掲出していました。

視聴率の実績

長崎国際テレビは2021年と2022年度の年間視聴率では、個人全体視聴率、世帯視聴率、および主要なターゲット層で三冠を達成するなど、その人気の高さがうかがえます。

支社と沿革

本社は長崎市出島町に位置し、東京都港区に東京支社、大阪府大阪市に大阪支社、福岡市に福岡支社、さらに佐世保市にも支社があります。1989年に長崎県における放送免許の申請が行われ、1991年に正式に開局。以降、地上デジタル放送への移行やCIの導入など、時代に合わせた進化を続けています。

長崎県では9年ぶりに開局した日本テレビ系列の放送局であり、開局以降も地域のニュースや番組を通じて、視聴者との信頼関係を築いてきました。地元密着型の放送を心掛け、さまざまなイベントや活動にも積極的に参加しています。

放送するコンテンツ

NIBでは、自社制作番組や日本テレビ系列の番組などを幅広く放送しています。特に地域情報番組や生放送のニュースは、視聴者にとって重要な情報源となっています。今後も地域コミュニティとのつながりを深めるための様々なコンテンツを展開していく予定です。

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