せきてらす

せきてらす：岐阜県関市の新たな交流拠点

岐阜県関市に位置する「せきてらす」は、地域交流の場となる複合施設であり、2021年3月19日に開業しました。この施設は、新たに移転した岐阜関刃物会館と地域交流施設が併設されており、関市の魅力を広く発信することを目的としています。

特徴とコンセプト

「せきてらす」は、関市の有名な「刃物」との出会いをはじめ、「文化産業」、「人々」同士の交流を促すことをテーマにしています。この施設の設計は、訪れる人々が関市の豊かな歴史や文化を身近に感じられるように工夫されています。また、来場者が心地よく過ごせる憩いの場としても機能しています。まさに、関市を「照らす」存在として、多くの人々に愛されることを目指しています。

歴史的背景

「せきてらす」という名称の決定に至ったのは、2019年に行われたキャッチコピーや名称の募集からです。約930件の応募の中から選ばれたキャッチコピーは「刃物の歴史をめぐるまち」で、施設名は「せきてらす」と命名されました。この名称は、関市が持つ歴史や伝統を「照らす」ことを意味し、訪れる人々が集う「テラス」のような場所になることを願っています。

施設のご紹介

「せきてらす」内には、様々な施設があります。まず、刃物工房（てつくりば）では、刃物作りの体験ができます。また、観光案内所（せきのまどぐち）では、床の一部がガラス張りになっており、その下に室町時代の鍛冶関連遺跡を見学することができます。さらに、多目的ホール（じゆうなひろま）やキッチン設備（つなぐすいじば）では、様々なイベントやワークショップが開催されます。これらの施設は有料で、あらかじめ申し込みが必要です。

作品展の開催

「せきてらす」では2021年10月に「関メタルアート展」が開催され、金属を使ったアート作品の展示が行われました。一般・ジュニア部門は会場で展示され、審査員による審査や来場者の投票で入賞作品が決定されました。また、インスタグラム部門では、参加者が撮影した作品の写真が出展され、幅広い年代のアーティストが集まりました。

営業情報

「せきてらす」の開館時間は午前9時から午後5時までで、火曜日と祝日の翌日は休館日となっています。また、年末年始には休館があり、1月2日は特別に営業を行っています。

アクセス方法

施設へのアクセスは、東海北陸自動車道の関ICから約15分ほど。公共交通機関を利用する場合、長良川鉄道越美南線の「せきてらす前駅」から徒歩で約3分、関シティバスの「刃物会館前」バス停からは徒歩約2分です。

周辺施設

「せきてらす」の周りには、関鍛冶伝承館や濃州関所茶屋、関市立安桜小学校など、訪れる人々が楽しめるスポットが点在しています。地域の文化や歴史を感じながら、「せきてらす」での特別なひとときをお過ごしください。

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